麻雀を題材としたギャンブル小説の作家 阿佐田哲也(色川 武大)さんが書いた一節です。
負ける余裕がないカネを相場や博打に使うのは背水の陣を布いている状況であとがないため、意識的には高揚するかもしれないがメンタル的な余裕がなく、よく周り見えず、見えた情報でも客観的な判断できないため、これは全く論外と呼ばれる心持だ。
逆に、余裕が有り過ぎる状態も執着心がなくなり周囲を見ることも大雑把になることや緊張感をなくし、勝負勘を鈍くすることにつながることとなる。
ウォール街の格言にも同様のことで
「人間の一生に投機をしてはならない時が二度ある」
として投機をする余裕のない時と余裕のある時がそれだとある。