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2010年09月03日
中国の経済、最大の敵は温暖化 最悪なら穀物生産5分の1に
北京大学の朴世龍(Shilong Piao)研究員(環境科学)は、正確な予測は難しいとしながらも、気候変動が最悪のシナリオに沿って進んだ場合に中国経済が直面する諸問題について警告した。
中国の経済は近年爆発的に成長しているが、世界の耕作地のたった7%が世界人口の20%の食糧供給を支えていることを考えれば
中国経済は気候変動に対しては脆弱
かもしれない。→ ranking
最大の脅威は水資源が不足する
水ストレス
であり、中所得者層の拡大で深刻になりつつある。
水資源は中国南部では豊富だが、北部では乏しいことは歴史的にも言えることであり、国民1人あたりが利用できる水の量は世界平均のわずか25%の水準しかない。
多くの土地で、気候変動によって水資源の利用可能度や穀物生産高が大きく左右される状況となっている。→ ranking
最良のシナリオでは、21世紀半ばの穀物生産高は、1996〜2000年レベルと同等か、二酸化炭素排出量の増加がプラスに働いて増える。
しかし、最悪のシナリオで天水栽培の場合に、コメの生産高は4〜14%、小麦の生産高は2〜20%、トウモロコシの生産高は0〜23%減少する。
ただ、シナリオには農業技術の改良の見込みは加味されていない。→ ranking
これは農業分野に関するものだが、工業関連に用いる水も当然ながら問題となり、社会治安を確保する観点から見れば農業に配分する割合を高くする可能性があり、水の利用は大幅に制限されることともなる。
こうした動きから見れば中国の経済発展の動きには限界があり、逆に中国外への勢力拡大の動きを連動させるだろう。→ ranking
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