John Jacob Astor
(1763年7月17日-1848年3月29日)
米国で初めてトラストを創設し、毛皮貿易、不動産およびアヘン売買からその資産を築いたアスター一族の初代。
アメリカ合衆国では最初の百万長者となった。
アスターの祖先は南フランスのサヴォイから逃げてきたフランス系の異端キリスト教徒とみなされたワルドー派教徒だった。
アスターは19世紀にドイツのハイデルベルクに近いヴァルドルフ(現在はライン=ネッカー郡)の貧しい肉屋の息子として生まれた。
ロンドンで楽器を作っていた兄のジョージ・アスターのために働きながら英語を学んだ。
その後、アメリカ独立戦争が終わって間もない1784年3月にアメリカ合衆国に到着した。
インディアンと毛皮の交易を行い、続いて1780年代遅くにニューヨーク市で毛皮商品の店を始めたの事業拡大のきっかけとなった。
小氷河期とも呼ばれる気候の寒冷化が世界を襲った時期と重なり、毛皮貿易を主導する立場を確立して五大湖やカナダに跨る帝国を拡大させ、後にアメリカ合衆国西部や太平洋岸まで広げていった。
1804年、アスターはトーマス・ジェファーソン大統領下の第3代副大統領でアレクサンダー・ハミルトンとの決闘をおこなった
アーロン・バー
からマンハッタンの資産を99年間借用という条件で購入した。
その後、毛皮交易地として発展して言ったニューヨーク市の不動産売買を手掛けて資産を急拡大させていった。
事業から距離を置いた後には美術の著名なパトロンであることで過ごした。
鳥類学者ジョン・ジェームズ・オーデュボンや詩人で作家のエドガー・アラン・ポーを支援し、またヘンリー・クレイの大統領選挙運動を支えた。





1848年に亡くなった時には少なくとも2,000万ドルの価値があると見積もられる資産を遺した。
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