ジェイコブ・ロスチャイルド(Jacob Rothschild 4th Baron Rothschild,)
1936年4 月29日生まれ
イギリスの銀行家で貴族、慈善家として知られる。
ユダヤ系の財閥であるロスチャイルド家の一員で
イスラエル・オープン大学総長代理(実質上の最高権限者)
を務めている。
父 親 ヴィクター・ロスチャイルド
母 親 バーバラ・ジュディス・ロスチャイルド
イートン・カレッジとクライスト・チャーチを卒業後、ロンドンとニューヨークなどで財務を学んだのち、1963年から銀行
N・M・ロスチャイルド&サンズ
で働き始めた。
ジェイコブが中心となり、同銀行の一部局を
ロスチャイルド投資信託
を別会社として独立させ、これを足場に企業買収を開始、買収の一つが
グランド・メトロポリタン・コンツェルン
(en:Grand Metropolitan)
で、当時イギリス史上最大のお金が動いたとされている。
なお、ジェイコブの大胆な経営方針に不安を感じた父親のヴィクターが1975年末に銀行頭取に復帰した。
ジェイコブは1980年に銀行を辞任し
投資会社 五本の矢
を立ち上げ独立、また、同時期に
ロスチャイルド・インヴェストメント・トラスト
(現在のRITキャピタルパートナーズ)
の立ち上げを行い美術品オークション会社
への投資、投資信託銀行ノーザンの株の取得など吸収合併を繰り返し、事業規模を拡大した。
1983年にはアメリカ・ウォール街に進出して二ューヨーク・マーチャント銀行の株50%を取得した。
同年末にはチャーターハウス銀行グループと合併して、
チャーターハウス・J・ロスチャイルド銀行
を設立するなど事業を急速に拡大し、ロスチャイルド親子銀行から独立した4年間で資本金を4倍にした。
また、ジェイコブの真価は、それまでに買収した企業の株を数年間のうちに切り売り、一時期だけ事業規模を縮小し、日本のバブルが崩壊し、ヨーロッパの不景気が拡大することを見越していたかのように売り抜けに成功します。
ウォール街の投資銀行との合併で設立した子会社J・ロスチャイルド・ウォルフェンソン投資会社でマーケットを拡大した。
ソ連の崩壊によって自由市場が誕生するのを見届け、1992年にロシア・アメリカ投資銀行を設立した。
1994年には、ロスチャイルド・アセット・マネジメント投資会社を設立した。
世界中のバイオ関連会社の中から将来有望な会社を探し出したうえ、先行投資する事業を拡大させている。
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