羊飼いブーイ
がオレンジ川の近くの道に落ちていた石(実はダイヤモンド原石)を見つけました。
この貧しい羊飼いは、石を売ろうとしましたが価値があるダイヤモンドの原石だと真剣に観察する者もおらず、単に価値のない石として誰も買ってくれませんでした。
最後にユーレカダイヤモンドに関わりのあったジェイコブズ一家の友人で、行商人のニカルクと出合いました。
ニカルクは、この石を見て83.5カラットのダイヤモンドであると確信し、羊5百頭、牡牛10頭、馬2頭と交換したのち11,300ポンドという高値で売り抜けました。
その後、この石は47.75ctにカットされ
南アフリカの星
(The Star of South Africa)
と名付けられ、何人かの手を渡り、現在は、ダイヤモンドシンジケートのデビアス社が保有していると言われています。
この南アフリカの星が発見されたことが人々を南アフリカに惹きつけ、オレンジ川沿いにダイヤモンドラッシュが起きました。
人の行動は欲により突き動かされ、多数の西欧人が南アフリカに入り込みボーア戦争のきっかけにもなりました。
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