(xstrata plc)
ツーグ(スイス)に本社を置く世界最大級の資源メジャーのひとつで、北米、中南米、オーストラリア、欧州など広域にわたって事業展開を行い、19カ国で鉱山やプロジェクトを抱え
世界最大の発電用石炭輸出企業
である。
英国の証券取引所であるLSE(ロンドン証券取引所)の主要株価指数であるFTSE100種総合株価指数の構成銘柄
主要事業 石炭開発、非鉄金属開発、製錬、クロム・パナジウム合金、製錬技術
主要関連会社としては、大きくAlloys(クロムやPGMなど)・Copper・Zinc・Coal・Nickelに分かれ、それぞれXstrataの名を冠した傘下企業が生産を担っている。
もともとは、中南米でのインフラや電力事業を行う企業として1926年にスイスで設立された
Südelektra AG
がXstrataの前身である。
1999年に鉱山開発を主体とした資源企業へと移行し、社名をXstrataへと変更した。
同時期にノンコア部門であるアルミニウムや原油・天然ガスを整理しつつスペインの亜鉛企業の買収や主要株主であるグレンコア(Glencore)の石炭事業を取得して規模を拡大、世界最大級の石炭(一般炭)生産企業となった。
その後もMIMホールディングの買収により銅や原料炭資産を取得した。
2005年にオーストラリアの資源企業WMCリソーシズ(WMC Resources)への買収を巡ってBBHPビリトン(BHP Billiton)と対決したが、結果敗北してウラン資産の取得やニッケル資産の拡大には失敗している。
2006年にはファルコンブリッジ(Falconbridge)の買収など、世界の資源三大メジャー(BHP Billiton、Rio Tinto、Anglo American)に次ぐ成長を遂げている。
北米、中南米、オーストラリア、欧州など広域にわたって事業展開を行い、18カ国で鉱山やプロジェクトを抱えている。
スイスの商社Glencore(グレンコア)が筆頭株主となっており、Xstrataの株式34.45%を所有している。
銅・鉛・亜鉛などのベースメタル部門で世界トップクラスの生産量を持つほか、ニッケルやPGM(白金など)といったレアメタル部門にも強い。
PGMでは大手企業である英国のロンミン(Lonmin)に買収を仕掛けるなど生産部門の拡大に意欲を見せており買収攻勢などで話題に上る。
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