(Fortescue Metals Group)
(旧Allied Mining & Processing)
豪の鉄鉱石生産大手で同国内で
リオ・ティント(Rio Tinto)
BHPビリトン(BHP Billiton)
に次ぐ生産規模を持つ。
The Metal Group Pty Ltdが2003年にAllied Mining & Processingを買収し、社名をAllied Mining & Processingから
フォーテスキュー・メタルズ・グループ
(Fortescue Metals Group)
に変更して設立した。
西オーストラリア州Pilbara地域においてオーストラリア国内最大の鉄鉱石鉱区を保有している。
豊富な鉄鉱石埋蔵量を持つことから、豪の鉱山会社としては時価総額は高い。
2008年4月にはクラウドブレイク(Cloudbreak)鉱山から初の鉄鉱石が鉄道にて運ばれ、2008年5月には豪西部のポート・ヘッドランド(Port Hedland)の港から中国への出荷が本格化した。
年間鉄鉱石生産量は
4000万〜5000万トン
が見込まれ、Pilbara地域だけでなく、世界的にも最大級の鉄鉱石生産企業となった。
また、鉄鉱石生産から港湾施設へのインフラ整備にも注力しており、クラウドブレイク鉱山から生産される鉄鉱石を
FMGの鉄道(Alannah MacTiernan Express)
港湾施設(Herb Elliott Port)
を利用する一貫体制が同社の強みとなっている。
2008年の中国の鉄鋼メーカー
中鋼集団(シノスティール)
のミッドウエスト(Midwest)の買収と同様に、オーストラリアでの鉄鉱石の確保に注力している中国勢が同社の株式を取得する可能性もあり、複数の企業から買収の対象になることも考えられる。
中国の大手鉄鋼メーカー
湖南華菱鋼鉄集団
からの買収(株17.55%の出資)の動きが2009年に出ている。
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