リオ・ティント
多国籍の鉱山・資源グループ
非鉄金属、鉄鉱石などの金属鉱業に加え、工業原料、石炭、ダイヤモンドなどを扱う総合資源グループとして君臨している。
出身母体を同じくする
リオ・ティント・ジンク・コーポレーション(英国)
RTZ Ltd(豪)
の合併によって誕生したRTZ-CRAが持株会社となり、1997年に設立された。
もともと、ロンドンとパリの両ロスチャイルド家、銀行家、投資家が1873年、赤字経営の続くスペイン国営
リオ・ティント鉱山
を買収したことに始まっており、ロスチャイルドの資本が投入され、鉱山開発、製練事業を展開するとともに、鉱石運搬を目的とした鉄道経営にも乗り出した。
1905年までにロスチャイルドの出資比率は30%を超えた。これが英国リオ・ティント社の本流となった。
同社は1954年にはスペインの権益を処分し、カナダとアフリカ・ナミビアのウラン鉱山経営、南アフリカでの銅鉱山経営に転換した
1905年、オーストラリアに亜鉛鉱石の採掘を行なう
コンソリデッド・ジンク
を設けたうえで、1962年、英国リオ・ティント社とコンソリデッド・ジンクが合併した。
両社の事業を整理・再編して、豪を本拠とする亜鉛生産業のCRAと、イギリスを拠点に銅・石炭・ウランを対象とするRTZが誕生した。
CRA社は子会社を通じてアルミニウム事業にも進出したが、この2社の株主は1995年、両社の株式のすべてを保有する持株会社
RTZ-CRA
を設立し、リオ・ティント・グループが誕生した。
リオ・ティント・グループは、鉄鉱石分野では西オーストラリア州に多くの鉄鉱山を保有し、中国企業とも提携。鉄鉱石産出の世界第2位となっている。
また、ダイヤモンド事業は、世界のピンク・ダイヤモンドの総供給量の90%を占め、西オーストラリア州アーガイル鉱山で産出されるピンク・ダイヤモンドで知られている。
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2009年09月21日
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