当ブログ内の情報はあくまでも参考情報です。投資にあたっての判断は投資する人の自己責任でお願いします。
当ブログでは、一切の責任を負いませんでご了承下さい。

マーケット出来事貴金属とレアメタル宝石と宝飾品貴金属の取引方法貴金属取扱会社

2025年04月28日

A・ゲイリー・クレッシュ(A. Gary Klesch) クレッシュ・グループ(Klesch Group)の創設者

A・ゲイリー・クレッシュ(A. Gary Klesch)
   1947年生まれ
 イギリス系アメリカ人の起業家で、1990年にスイスのジュネーブに本社を置くグローバルな産業企業である
   クレッシュ・グループ(Klesch Group)
を設立し、同社を所有・会長を務めている。
 クレッシュ・グループは、金属、鉱業、石油・ガス、発電、化学、その他の伝統的な「重工業」に事業を展開している。
 クレッシュは、潜在能力を十分に発揮できていない企業へのプリンシパル投資を専門としている。
 クレッシュは1947年、オハイオ州クリーブランドで生まれ、イエズス会の教育を受けた。
 1968年にジョン・キャロル大学を卒業し、政治学の学士号を取得した。
 1969年、22歳のクレッシュは、当時オハイオ州クリーブランドに拠点を置く地域最大級の投資銀行
   マクドナルド・アンド・カンパニー(McDonald & Company)
にアソシエイトとして入社した。
 2年後、24歳になったクレッシュはマクドナルド・アンド・カンパニー史上最年少のパートナーに就任した。
 その後、クレシュは
   ジェラルド・フォード大統領
の下で財務長官に任命されたばかりの
   ビル・サイモン
の目に留まり、1975年、28歳で資本市場政策局長に任命された。
 この役職において、彼は金融規制の新たなモデルの開発に貢献した。
 クレシュの職務には、米国における証券および金融サービス業界の規制緩和のきっかけとなる法案の策定も含まれていた。
 財務省在職中、クレシュはフォード政権の代表として、ロッキードやニューヨーク市など、財政難に陥った様々な企業への米国政府の融資および保証に関する交渉に携わった。
 また、米国鉄道協会の理事会において米国政府代表を務め、経営難に陥った鉄道会社、特に
   ペン・セントラル鉄道
の交渉と再編に尽力した。
 さらに、スペースシャトルのための民間資金調達も担当した。
 1978年、ワシントンで2年半の勤務を終えた後、クレシュは長期休暇を取り、パリでウォール街の証券会社
   スミス・バーニー・ハリス・アップハム・アンド・インターナショナル
    (Smith Barney Harris Upham & Company, Inc. | Better Business Bureau Profile)
の経営陣に加わり、中東開発担当ディレクターを務めた。
 1980年、クレシュはロンドンの証券会社
   ディーン・ウィッター・レイノルズ・オーバーシーズ社
の社長に就任し、同社の国際事業を統括した。
 2年後、クレシュは同社を退社し、自身の投資会社を設立した。
 1983年、クレシュは
   クアドレックス社
を設立した。
 当初はユーロ市場を拠点としていたが、すぐに買収ファイナンス、レバレッジバイアウト、事業再編へと事業を拡大した。
 同社はロンドンとニューヨークの両方で事業を展開した。
 クアドレックス・ホールディングスの最初の子会社である
   クアドレックス・セキュリティーズ社
は、国際金融取引を専門としていた。
 1990年、クレシュは不良債権投資と事業再生投資を専門とする
を設立した。
 クレシュ・アンド・カンパニーは現在、産業事業への投資、石油製品および金融デリバティブの精製、販売を行っている。
 4カ国6拠点に1,000人の従業員を擁し、2023年にはグループの売上高は85億ユーロに達した。
 
 クレシュ氏は、苦戦している事業への投資とコスト削減手法に対して、過去の経歴からメディアから「ハゲタカ資本家」と呼ばれている。
 クレシュとアルケマをめぐる一連の出来事は、後に
   アルコア
が所有するサルデーニャ島の鉄鋼工場の従業員が、クレシュ・アンド・カンパニーが買収を検討しているという報道に抗議した際に言及された。
◯企業活動
 ・オランダのトラックメーカーDAFの買収(1993年)
 ・スコットランドの書店TC Farriesの買収(1996年)
 ・英国のランジェリーチェーンKnickerboxとフランスの靴メーカーMyrysの買収(1998年)
 ・オランダのデルフザイル製鉄所とドイツのハイデ製油所(シェルから)の買収(2009年)
 ・フランスのアルケマ・グループのビニル事業であるKem Oneの買収(2012年7月)
 ・イタリアの鉄鋼メーカーGroupe Lealiの買収(2013年2月)
 ・デンマークのヘデフセンにあるカロンボー製油所とそのターミナルの買収(Equinorから 2022年1月)
   
   
posted by まねきねこ at 22:14| 愛知 ☁| Comment(0) | 人物伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アンドレ・ロジェ・デスマレOC OQ(André Desmarais) カナダの実業家であり慈善家

アンドレ・ロジェ・デスマレOC OQ(André Desmarais)
   1956年10月26日生まれ
 カナダの実業家であり慈善家
 ポール・デスマレ・シニアとジャクリーン・デスマレの末息子として、オンタリオ州オタワに生まれた。
 その後、オンタリオ州のレイクフィールド・カレッジ・スクールに2年間通い、その後セルウィン・ハウス・スクールに進学した。
 デスマレは、モントリオールのコンコルディア大学を卒業した。
 アンドレ・デスマレは現在、1968年に父が経営を引き継いだカナダ、ケベック州モントリオールに本社を置く
の副会長を務めている。
 また、パワー・ファイナンシャルの副会長も務めている。
 パワー・コーポレーションは、北米、ヨーロッパ、アジアで金融サービス事業を展開する国際的な経営・持株会社である。
 同社の中核投資資産は、保険、退職年金、資産運用、投資といった主要事業である。
 なお、オルタナティブ資産投資プラットフォームのポートフォリオも含まれている。
 また、欧州に拠点を置く関連会社である
   パルジェサ・グループ
を通じて、欧州に拠点を置くグローバル企業のポートフォリオにも多額の株式を保有している。
 デスマレは、1979年に
   カンポー・コーポレーション
でビジネス・キャリアをスタートした。
 1980年から1981年にかけて、カナダ法務大臣の特別補佐官を務めた。
 1981年から1982年にかけては、
   リチャードソン・グリーンシールド社
で機関投資顧問を務めた。
 1983年、デスマレは電力会社カナダに戻った。
 1984年にジェスカル・ルテの社長兼最高執行責任者、1988年に
   パワー・ブロードキャスティング社
の会長兼最高経営責任者に任命された。
 1991年、電力会社の社長兼最高執行責任者になった。
 1994年、パワー・パシフィック・コーポレーション・リミテッドの会長に任命された。
 電力会社カナダとパワー・ファイナンシャル・コーポレーションの取締役兼執行委員会メンバーになった。
 1996年、デスマレは電力会社の社長兼共同最高経営責任者、パワー・ファイナンシャル・コーポレーションの副会長に任命された。
 2008年5月、彼はパワー・コーポレーション・オブ・カナダの副会長に任命された。
 また、パワー・ファイナンシャル・コーポレーションの共同執行会長にも就任した。
 2018年時点で、カナダで実験農場を立ち上げ、所有していた。
 当時、彼は兄のポール・ジュニアと共にパワー・コーポレーションを経営しており、同社は当時、
   グレート・ウェスト・ライフコ社
   IGMファイナンシャル社
といった企業を支配していた。
 2人は2019年に取締役に就任した。
 2人は25年間、共に同社を経営してきた。
 2020年、デスマレ氏はパワー・コーポレーションの共同最高経営責任者(CEO)を24年間務めた後、この役職を退任した。
 彼は引き続きパワー・コーポレーションのガバナンスにおいて積極的な役割を果たし、取締役会副会長の地位を維持している。
 デスマレ家は2023年4月に
   ロックフェラー・キャピタル・マネジメント
に投資し、
   IGMファイナンシャル社
から6億2,200万ドルを提供することで、同社の株式20.5%と取締役2名を獲得した。
 IGMは1年前にロックフェラーに接触し、秋には買収資金を調達するために投資計画顧問を
   カナダ・ライフ
に売却する交渉を開始していたと報じられている。
 1981年5月23日、元カナダ首相ジャン・クレティエンの娘
   フランス・クレティエン・デスマレ
と結婚、4人の子供がいる。
 2016年8月、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、アンドレ・デスマレと弟のポール・ジュニアが「34歳の息子(オリヴィエ・デスマレとポール・デスマレ3世)にパワー・コーポレーションの経営を引き継がせようとしている」と報じた。
 デスマレ氏は、モントリオール美術館、モントリオール心臓研究所、モントリオール総合病院、ルーカン、カナダ赤十字社、カナダ癌協会(ダフォディル・ボール)、グレーター・モントリオール・セントライド、ジャン=ポール・リオペル財団など、数々の募金活動において重要な役割を果たしてきました。
 2015年11月、アンドレ・デスマレ氏とその妻は、モントリオール心臓研究所に300万カナダドルを寄付した。
 デスマレ氏は、バクスター・アンド・アルマ・リカール財団の会長も務めている。
◯副会長
 ・パワー・コーポレーションおよびパワー・ファイナンシャル(Deputy Chairman: Power Corporation and Power Financial)
 ・グレートウエスト・ライフコ社(Great-West Lifeco Inc.)
 ・カナダ・ライフ(Canada Life)
 ・エンパワー・リタイアメント(Empower Retirement)
 ・パトナム・インベストメンツ(Putnam Investments)
 ・IGMファイナンシャル社(IGM Financial Inc.)
 ・IGウェルス・マネジメント(IG Wealth Management)
 ・マッケンジー(Mackenzie)
 ・パワー・サステナブル(Power Sustainable)
◯副会長
 ・パルゲサ・ホールディングSA(Pargesa Holding SA)
◯所属団体
 ・カナダ・中国ビジネス協議会名誉会長[9][10]
 ・三極委員会メンバー
 ・アメリカ協会会長国際諮問委員会メンバー
 ・中国を拠点とする複数の団体メンバー
◯過去の活動
 1998年から2007年まで香港行政長官国際諮問委員会メンバー
 2003年、JPモルガン・チェース銀行の国際委員会メンバーに任命され、2010年まで委員を務めた。

   
posted by まねきねこ at 14:28| 愛知 | Comment(0) | 人物伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エコノミスト調査でトランプ関税が消費を圧迫し、米景気後退の確率が45%

 ブルームバーグによる最新の
   エコノミスト調査
によると、米経済成長率は2025年に1.4%、26年に1.5%との予想が示された。
 前回調査(25年が2%、26年が1.9%)からは下方修正となる。
 エコノミストが見込む今後12カ月のリセッション(確率は中央値で45%と、3月時点の30%から大きく上昇した。
 トランプ米大統領が仕掛ける貿易戦争は、今年と来年の経済成長に打撃を与えるとエコノミストはみている。
 主な理由としては関税の影響で物価が上昇し、消費支出が抑制されるということだ。
 トランプ氏が中国に145%、その他の多くの国にも最低10%の関税を課すと決定したことで、多くのエコノミストが
   急激な景気減速を警告
しており、年内のリセッション入りを予想する声もある。
 その背景には、国内総生産(GDP)の約3分の2を占める
   個人消費の予想が大幅下方修正されたこと
が背景にある。
 なお。トランプ政権は関税の一部について90日間の一時停止措置を取っているものの、ブルームバーグ・エコノミクスの調査によると、現在の実質的な関税率は約23%と1世紀ぶりの高水準となっており、更に関税率を引き上げれば景気後退は必定で、スタグフレーションの嵐に晒されかねず、これが消費者と企業の信頼感に打撃を与えている実態がある。
  

posted by まねきねこ at 04:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする