当ブログ内の情報はあくまでも参考情報です。投資にあたっての判断は投資する人の自己責任でお願いします。
当ブログでは、一切の責任を負いませんでご了承下さい。

マーケット出来事貴金属とレアメタル宝石と宝飾品貴金属の取引方法貴金属取扱会社

2024年08月25日

越境攻撃で捕虜のロシア新兵が解放

 ロシア国防省は24日、ウクライナ軍との間で両国の兵士ら各115人を引き渡す捕虜交換を行ったと発表した。
 ロシアのメディアによると、ウクライナ側は、6日から越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州で捕らえた
   新兵を解放した
という。
 表面的にはゼレンスキー政権が人道的配慮を払ったとみられるが、解放された新兵らからウクライナに侵攻したロシア軍による残虐行為や徴集兵の待遇なども問題が情報として、周囲に拡散することでプーチン政権への批判がより大きくなる可能性もあるため、情報の流れを塞ぐ措置が講じられるだろう。

 ロシア側によると、交換で解放された新兵115人はロシアの同盟国ベラルーシに引き渡され、ロシアへの帰国は出来ない。
 なお、捕虜交換は、アラブ首長国連邦(UAE)の仲介で実現したという。
  
 24日で2年半となったロシアによるウクライナ侵攻では、戦線での肉弾戦が激化し、ワグネル戦闘員や刑務所からの囚人兵の多くが戦死或いは被弾して戦闘できなくなっており、新たな徴集兵も兵站線の維持に回すだけで、特に戦線での戦闘員に投入できるロシア軍の兵員不足が指摘されている。
 プーチン政権は新兵について、激しい戦闘が見込まれるウクライナではなく、国境防衛要員としてクルスク州などに配置されている。
 ただ、徴兵された20歳前後の若者らが越境攻撃で巻き込まれたことが、国内で社会問題となっていた。

  
ひとこと
 朝鮮戦争で中国人民解放軍の兵士等が
   中国人民義勇軍
として戦線で戦ったが、20万人の戦死と50万人以上の戦傷・行方不明が出ており、同じ構図で北朝鮮兵志願兵がロシア少数民族の徴集兵と同じ形で投入されていく可能性が高いだろう。
 中国兵がロシアの戦線に投入される可能性は朝鮮戦争とは異なり低そうだ。

   
posted by まねきねこ at 06:44| 愛知 ☔| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

対中規制強化に備え購入活発化し、中国企業等の半導体製造装置の輸入が過去最高

 中国による半導体製造装置の輸入が今年1−7月に過去最高に達した。
 米国およびその同盟国が中国企業による入手をさらに阻止する場合に備えた動きで、購入の増加が続いた。

 中国税関総署が今週公表した最新データによると、中国企業の半導体製造装置輸入額は
   約260億ドル(約3兆8000億円)
だった。
 2021年に記録したこれまでの最高を上回った。
 米国と日本、オランダの当局は中国企業に対する規制強化に取り組んでいる。

 半導体製造装置大手の東京エレクトロンやオランダのASMLホールディング、米アプライド・マテリアルズなどの企業からの中国購入は過去1年間に急増している。
 米国とその同盟国が先端技術へのアクセス規制を強化したため、この期間に、中国はより低価格帯の装置を買い入れた。
 
 これを背景に、オランダの対中輸出は過去最高を更新し、7月には史上2度目となる20億ドル超えとなった。

 ASMLの4−6月(第2四半期)の中国向け売上高は大幅に増加し、同社全体の売上高のほぼ半分を占めた。
 ブルームバーグ・ニュースは昨年、同社は最先端半導体の製造に必要な装置の世界唯一のメーカーで中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)はASMLの装置を使って、華為技術(ファーウェイ)のスマートフォン向けに先端プロセッサーを製造したことが明らかになったと報じていた。

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が6月に公表した予測によれば、中国半導体メーカーの生産能力は2025年に14%増加し、月産1010万枚になる見通し。
 なお、今年は15%増だった。
   
   
posted by まねきねこ at 06:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

勝海舟の一言

 何でも大胆にかからねばならぬ
 難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずにいわゆる無我の境に入って断行するに限る。

 とやかく理屈を並べ立てて言うよりは、実行あるのみということ。
 何を言ったとしても、講釈を垂れることでは競争相手よりは行動が一歩遅れてしまうことに繋がってしまうことになる。

   
posted by まねきねこ at 02:00| Comment(0) | 用語集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

酒田 本間氏

 酒田の本間氏は佐渡本間氏の分家にあたり、山形県酒田市を中心に農地解放による解体まで日本最大の地主だった豪商として知られている。
 また、本間様には及びもせぬが
   せめてなりたやお殿様
という歌も詠まれるほどの栄華を誇った。
 佐渡本間氏の一族には、上杉氏転封のさいに山形へ移った者もおり、江戸時代初期、元々は
   海運商人
であったが2代目の弟で米相場師として知られる
   本間宗久
が大阪堂島米相場の先物取引での巨利をあて、金融業にも進出し収益を土地の購入にあて田地を拡大していった。
 庄内藩米沢藩の財政改革を支えた、三代当主本間光丘も有名である。
 この時、300石の士分格にもなり、江戸時代は他に北前船交易の盛隆もあり三井家・住友家に劣らぬ大商家として成長した。
 しかし、明治維新後は、引き続き日本最大級の大地主ではあったが、起業・興業にはあまり熱心ではなく三井家・住友家のように財閥化するような発展はなく一地方企業家にとどまった。
 酒田の町の防風林や灌漑事業などのインフラ整備にも大いに尽力している。

 酒田本間氏については
   本間家旧本邸
のように、本間氏(ほんまし)ではなく本間家(ほんまけ)と通称されている。

 なお、本間家の中核企業であった本間物産は平成2 年(1990 年)に倒産、その後カウボーイ傘下で再建された後、現在は秋田県仙北市の酒類卸売業者・伏見屋の子会社となっている。

    
posted by まねきねこ at 02:00| Comment(0) | 人物伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月24日

救急隊や警察狙うダブルタップを仕掛けるロシア軍 連続攻撃で救助や消火活動に従事する市民等の犠牲が大きく増加

 ウクライナ侵攻が長期消耗戦となる中、ロシア軍は同じ場所をミサイルなどで連続攻撃し、被害を拡大させる
   「ダブルタップ」という戦術
を多用しており、被害現場で活動する救急隊や警察を主な標的とした無差別攻撃で地域社会の不安定化を目論んでいる。 
 ウクライナのクリメンコ内相は日本の共同通信の取材においてこうした汚い攻撃は「攻撃全体の3分の1ほどを占めている」と指摘した。
 また、犠牲増加を懸念した。
 ダブルタップは「2度たたく」という意味で、最初の攻撃の後に人が集まったところを狙い再び攻撃する。
 ロシアが介入する中東シリアの内戦でも繰り返した手法で、意図的に市民を狙った攻撃とも言えるもので戦争犯罪の類だ。
 クリメンコ氏はダブルタップが今年に入り増えていると指摘し「悲劇的な結果を生んでいる」と明らかにした。

   
posted by まねきねこ at 20:24| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ECB利下げで9月の実施は「たやすい」ことと、ポルトガル中銀総裁

 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー
   センテノ・ポルトガル中銀総裁
は米カンザスシティー地区連銀主催の年次シンポジウムが行われているワイオミング州ジャクソンホールでブルームバーグTVのインタビューに応じ、ECBによる来月利下げの決定は明快だとの見方を示した。

 センテノ氏は、「当然のことながら金融政策の動きとしては利下げの可能性が高い」と述べ、さらに「9月はたやすい」とした上で、「10月は興味深い会合になるだろう。常にデータ次第だ。しかしそれはデータポイントではなく、データの軌跡のことだ。われわれはデータポイントではなく、データのトレンドを見る」と指摘した。


posted by まねきねこ at 12:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雇用サイドのリスクバランスが悪化する前に必要性が最新のデータで示されれば、50bpの可能性を閉ざさないことを確認している発言

 エバコアISIの中央銀行戦略責任者
   クリシュナ・グーハ氏
はリポートでパウエル議長の講演で9月の利下げを明確化したが、インフレ目標に向けたさらなる進展を遂げつつ、労働市場の強さを維持するために可能なことは何でもやると約束した、強気かつハト派的な講演だったと指摘した。

 経済は「堅調なペースで成長を続ける」とパウエル議長が述べたのは、リセッションへの不安を幾分か和らげるだろうとも続けた。

 25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ずつの連続利下げという基本シナリオと整合する話だったが具体的な利下げ『幅』の言及はなかった。
 なお、『ペース』に言及したのは25bpを超えるペースで利下げを続ける可能性に含みを持たせている。

 また、パウエル議長が何でもやると宣言したのは、雇用サイドのリスクバランスが悪化する前に必要性が最新のデータで示されれば、50bpの可能性を閉ざさないことを確認している発言だとわれわれは解釈したと語った。
 
   
posted by まねきねこ at 11:06| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米ドルが「ここから大幅に下落するとは思わない。来週の早い段階で持ち直す可能性が高い」

 ジェフリーズのグローバル為替責任者
   ブラッド・ベクテル氏
はリポートでパウエル議長の講演で9月の利下げを明確化したが、9月は25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となる可能性が高いと指摘した。
 また、米ドルが「ここから大幅に下落するとは思わない。来週の早い段階で持ち直す可能性が高い」と続けた。
 
  
posted by まねきねこ at 10:58| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

円はパウエル議長の発言受け対ドルで上げ拡大し、一時144円14銭に到達

 ニューヨーク外国為替市場で23日、円は対ドルで上げ幅を拡大して、一時1.5%近く上昇し、1ドル=144円14銭を付けた。
 パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けた円を買う動きで、来月の利下げは確実との見方が強まった流れだが、雇用統計の数値によっては揺れる事も考えられる。

 議長はワイオミング州ジャクソンホールで開かれているカンザスシティー地区連銀主催の年次シンポジウムで、「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ、変動する見通し、そしてリスクバランスに左右される」と語った。

 ブルームバーグのドル指数は1%下げ、1月以来の安値となっている。
 週間ベースでは4週連続で下落する方向にあり、実際にそうなれば2023年4月以降で最長の下げ局面となる。

posted by まねきねこ at 08:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

金のバラマキでしかない会議の開催は成果も期待できず、無駄金使いであり不要の代物でしかない。

 日本とアフリカ諸国による
   アフリカ開発会議(TICAD(ティカッド))
の閣僚会合が24、25日、東京都内で開催される。
 アフリカの経済成長の潜在力が世界的に注目される中、政府は日本の民間企業の投資促進策などを協議するとともに、アフリカの社会課題の解決をめぐっても連携強化を図る考えをメディアが拡散している。
 TICADは日本が「対アフリカ外交の基軸」に据えて1993年に始めた会議で
   国連などと共催
し近年は3年ごとに開催してきた。
 来年8月に9回目の首脳会合を横浜で開催予定で、今回の閣僚級は準備会合にあたる。「
 国際社会が抱える諸課題への解決策をアフリカと共に創り上げる」との方針を掲げ、金をばら撒くだけの首相が政権維持のために繰り返してきただけの成果で、アフリカ54カ国のうち40カ国以上が参加する。


ひとこと
 そもそも、地下資源の権益の多くが旧宗主国に属する企業群が既に支配しており、こうした権益の呪縛を外して日本企業が手に入れる必要がある。
 これは南米や東南アジア、インド、中央アジア、ロシアでも同じ構図だ。
 国連中心主義などという力もない組織の言いなりになって金を吐き出しても、日本の権益拡大に役に立つ資源などを資源メジャーの介入なしに手に入れることなど不可能という現実を見ていない政治家や忖度官僚らが主導する会議は無駄な金をばら撒く仕組みづくりでしかないだろう。

 そもそも、日本企業が手に入れた資源が武装勢力の攻撃にさらされた時に日本の自衛隊を使って排除し無力化できるかどうかだ。 
 思い上がった閣僚が首相候補になっても成果も捏造したのでは話にはならない見せかけの成果だろう。

  
posted by まねきねこ at 07:47| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジャクソンホールに「パウエル・ピボット(方向転換、基軸変換など)」が来たとの市場関係者の見方

 米国連邦準備制度理事会(FRB)の
   パウエル議長
は、主要政策金利を引き下げる時が来たとカンザスシティー地区連銀主催の年次シンポジウムでの講演で述べた。
 新型コロナ感染症の拡大に伴い市場に流し込んだ安価な資金が膨らんだことで、ここ数十年で最悪となったインフレを鈍化させるという仕事の完了を目指しつつ経済の力強さ保持に取り組ん出来た日本銀行以外の欧米中央銀行の金融政策の転換点になる中、連邦公開市場委員会(FOMC)が9月に利下げを開始するとの見通しを裏付けたほか、米国経済における
   労働市場のさらなる冷え込み
を防ぐ意図を明確にした。


posted by まねきねこ at 07:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パウエルFRB議長が「利下げの時が来た」ジャクソンホールでの講演で述べた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は23日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれているカンザスシティー地区連銀主催の年次シンポジウムの講演で
   主要政策金利を引き下げる時が来た
と述べ、「ここ数十年で最悪となったインフレ」を鈍化させるという仕事の完了を目指しつつ
   経済の力強さ保持
に取り組む中、連邦公開市場委員会(FOMC)が
   9月に利下げを開始するとの見通し
を裏付けたほか、労働市場の
   さらなる冷え込み
を防ぐ意図を明確にした。

 この講演では「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ、変動する見通し、そしてリスクバランスに左右される」とも語った。 
 
 パウエル議長はまた、インフレ鈍化の面で最近進展が見られるとの認識も示し、「インフレ率が(当局目標である)2%への持続的な道筋をたどっているという確信を深めた」と述べた。

 パウエル氏の発言は目先の金融市場に一定の明瞭さをもたらしたが、FOMCが9月会合後にどう動くかについてはほとんど手掛かりを与えていない。

 それでも今回の講演は2年に及ぶインフレとの闘いが重要な転換点に差し掛かっていることを裏付けている。
 労働市場ではその大半において驚くほど堅調に推移し、FOMCにインフレ率を目標の2%へと引き下げる取り組みに粘り強く集中する余裕を与えた。

 このインフレ鈍化の目標達成に向け、FOMCはこの1年間にわたり政策金利を約20年ぶり高水準となる5.25−5.5%のレンジに維持して、経済全体の借り入れコストを押し上げた。

 ただ、インフレ率が目標に近づくにつれ、労働市場にひび割れが生じ、高金利が経済の継続的な力強さを脅かすのではないかと一部の政策当局者は懸念している状況だ。
 7月の雇用統計も労働市場減速の警告シグナルとして出ている。
 同統計は期待外れな内容となり、市場に動揺が広がり一時的なクラッシュが起きた。  

 パウエル議長は「労働市場環境の一段の冷え込みは望みも歓迎もしない」と述べ、労働市場の減速は「明白だ」と付け加えた。

 連邦公開市場委員会(FOMC)は新型コロナウイルス禍の当時
   インフレ率急上昇
に対応する
   利上げが出遅れた
経緯があるため、今回のパウエル氏の発言は、物価上昇ペースが鈍化する中で
   政策ミス
を繰り返したくないと当局者が考えていることを浮き彫りにした。
 当然のことだが、政策の成否次第で、経済のソフトランディングを達成できるかどうかが変わってくる。

 パウエル議長は「われわれの目標は強い労働市場を維持しつつ、物価の安定を回復させることだ。インフレ期待の抑制がそこまで十分ではなかった過去のディスインフレ環境を特徴付けた失業率の急上昇を回避する必要がある」と指摘した。
 「仕事は完了していないが、その成果に向けてかなりの前進はしている」とも述べた。

 ただ今後の政策方針については明確にしておらず、疑問が残ったままであり、パウエル氏もそれ以上に明確な道筋を示すことは出来なかった。

 利下げは既定路線だが、雇用統計が再び低調な内容となった場合、9月会合で通常より大きい50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げに動くのかどうかに投資家の関心がシフトしており注目したい。
 また9月より先の利下げペースと大きさについて当局者がどう判断していくのかも重要な問題として残っており、投資家の模索は続く。

 パウエル議長は「物価の安定に向けて一段と前進しながら、強い労働市場を支えるために全力を尽くす」と語っている。
 
 
ひとこと
 パウエル議長の口から9月乗り下げが明確化されたが、その後の道筋は不明だ。


posted by まねきねこ at 06:30| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パウエル議長は選択肢を残しておきたいのだろう

 ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト
   ヤン・ハッチウス氏
はワイオミング州ジャクソンホールで開かれているカンザスシティー地区連銀主催の年次シンポジウムの講演をした「パウエル議長は選択肢を残しておきたいのだ」と指摘した。
 また、「データ次第だと議長は考えていると、私は捉えた。早まった判断をすれば、データが入手可能になった時に決断するためのハードルを上げることになる」と続けた。

  
posted by まねきねこ at 06:28| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米新規失業保険申請件数、前週比0.4万件増の23.2万件(予想23.2万件)

 先週の新規失業保険申請件数(8月17日終了週)は
   23万2000件(前週比+4000件)
と小幅な増加となり、労働市場の減速が緩やかなペースであることが示唆された。
 なお、エコノミスト予想の中央値と一致とどまった。

 前週は22万8000件(速報値22万7000件)に修正された。
 失業保険の継続受給者数(8月10日終了週)は4000人増の186万3000人だった。
 より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は23万6000件で、1カ月ぶりの低水準となった。
 季節調整前ベースでは19万1576件に減少し、4月下旬以来の低い水準。州別ではミシガンとテキサスの減少幅が特に大きかった。

  
posted by まねきねこ at 05:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

習主席が共産党統治守ったとケ小平氏を称賛し、天安門事件に異例の言及を行った。

 中国共産党の
   習近平総書記(国家主席)
は22日、改革開放路線にかじを切った
   ケ小平氏
の生誕120年を記念する演説で、学生らの民主化運動を武力で鎮圧した1989年の天安門事件に言及し、党の統治を守ったとしてケ氏を称賛した。
 中国の景気が停滞する中、社会の安定を巡る当局の懸念が浮き彫りとなった。

 習氏は演説で、「ケ小平同志は党と人民を率いて旗幟鮮明に動乱に反対し、社会主義国家の政権を断固守り、党と国家が危険な風や荒波の厳しい試練に耐えられるようにした」と評価した。

 天安門事件への今回の言及は、政府の公式見解に沿ったものだったが、中国指導部が事件について公に触れるのは異例のこと。
 天安門事件の武力弾圧に関するニュースやソーシャルメディアへの投稿は通常、中国全土で検閲対象になるが、自らそうした禁を破ったことで、テクノクラートとの対立を沈静化させたい目論見のようだがうまくは行かないだろう。

 毛沢東氏以来最も強力な権力を握った指導者である習総書記は、ケ氏が思想政治活動と優れた伝統教育を強化する必要性を強調し、「紅色江山(共産党による統治)」の安定確保に貢献したとも指摘した。
 また、「中国は必ず自ら選択した社会主義の道をあくまで歩む。誰もわれわれをつぶすことはできない」というケ氏の発言を引用した。

 中国当局が不動産セクター危機で拍車が掛かる
   景気停滞への対応
を続け、消費者や企業がますます悲観的になっている中で、今回の演説が行われた。
 7月には、新卒者の労働市場への流入に伴い、若者の失業率は5カ月ぶりに上昇した。

 数十年にわたる急速な経済成長によって、何億人もの人々が貧困から抜け出すことができたが、ここにきて多くの中国人の間で不満が高まっており、現代を「歴史的ごみ時間」と呼ぶことも多くなっている。
 ごみ時間とはもともと、スポーツの試合で劣勢のチームに逆転の見込みもなく、勝敗が決まった後の残り時間を指す。

 習総書記は演説で、ケ氏に言及して現在の政策に大きな正当性も持たせた。ケ氏をたたえる中で、経済の現代化と共同富裕を推進し、軍備を増強し、台湾統一を目指す取り組みを強調した。
  
   
ひとこと
 ごみ政治家が作り出している中国のごみ時間がすぐに消えることはないだろう。
 奢り上がった腐れ政治家の習近平の独裁政治が経済的な破綻を引き起こしてしまった現実に直視できない状況は末期的な大混乱を引き起こしかねないだろう。
 
    
posted by まねきねこ at 02:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仏銀ソシエテがロンドン金属取引所「リング」から撤退し、残る会員7社に

 フランスの銀行
   ソシエテ・ジェネラル
は、ロンドン金属取引所(LME)のオープンアウトクライ(公開売買方式)立会場への参加を取りやめる。

 LMEは会員への通知で、同行は取引所の清算メンバ ーとして顧客へのサービスを継続するが、8月27日から「リング」と呼ばれる立会場から撤退すると発表した。

 ED&Fマンなどのディーラーがここ数年で退会したのに続き、立会場に残る会員はわずか7社となる。

 LMEは新型コロナウイルスのパンデミック期にリングの閉鎖を余儀なくされ、完全な電子取引への移行に成功した。
 その後、恒久的な閉鎖に動いたものの、結局は会員からの反発を受け、規模を縮小して再開されたが、取引量は急減したままだ。

 なお、LMEは取引参加が6社に満たない場合、残る参加企業の取引量が過去の実績に基づく水準の75%未満であれば、立会場の恒久閉鎖を検討するとしている。

   
posted by まねきねこ at 00:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サー・フランシス・ドレーク(Sir Francis Drake) エリザベス朝のイングランドのゲール系ウェールズ人航海者、海賊(私掠船船長)、海軍提督

サー・フランシス・ドレーク(Sir Francis Drake)
   1543年頃 - 1596年1月28日
 エリザベス朝のイングランドのゲール系ウェールズ人航海者、海賊(私掠船船長)、海軍提督
 イングランド人として初めて世界一周を達成した。
 ドレークはその功績から、イングランド人には英雄とみなされる。
 一方で、海賊行為で苦しめられていたスペイン人からは、悪魔の化身であるドラゴンを指す「ドラコ」の呼び名で知られた。

 フランシス・ドレークは、南イングランド、デヴォンのタビストック(Tavistock)で、プロテスタントの農民で後に牧師となったエドマンド・ドレーク(Edmund Drake)とメアリ・ミルウェイ(Mary Mylwaye)の間に、12人息子の長男として生まれた。
 10歳を過ぎたころには、近所に住む老船長のもとで航海に従事していた。
 老船長にその働きぶりが認められ船を譲り受けたが、ドレークはその船を売りさらなる旅に出た。
 いとこであるジョン・ホーキンスの下で奴隷貿易に従事していたが、1568年、自ら船を調達して船長となった。
 その後もジョン・ホーキンスの船団に参加していた。
 しかし、ベラクルスのサン・フアン・デ・ウルアにてスペイン海軍の奇襲を受け、船団はほぼ壊滅状態となった。
 ドレークは命からがら逃げ延びてイギリスに帰還した。
 この経験は、ドレークに生涯にわたるスペインに対する復讐心を抱かせることになったと伝わっている。

 1569年、メアリ・ニューマン(Mary Newman)と結婚した。メアリは12年後に亡くなった。
 1570年以降、西インド諸島のスペイン船や町を襲う海賊活動を開始した。
 1573年にはパナマからノンブレ・デ・ディオスに金銀を運ぶラバ隊を襲撃して、大量の財宝を手に入れた。
 
 1577年12月13日、排水量約300tのガレオン船
   ゴールデン・ハインド号
を旗艦とする5隻の艦隊で、プリマス港を出航した。

 大西洋からマゼラン海峡を経て太平洋に進出し、チリやペルー沿岸のスペイン植民地や船を襲って、多大な財宝を略奪した。
 その中にはスペイン王の財宝を満載したカカフエゴ号などが含まれる。
 カカフエゴ号には銀26t、金80ポンド、貨幣と装飾品13箱など合計20万ポンド相当が積載されていた。
 途中のサン・フリアンにて、遠征出航の功労者で親交の深かった
   トーマス・ドウティ
を、6月30日に自ら裁判長として軍事裁判にかけ反逆罪として処刑したうえ、遺体は丁重に埋葬されたという。
 その後、太平洋を横断してモルッカ諸島に、さらにインド洋から喜望峰を回って、イギリスへと帰国し、フェルディナンド・マゼランに続く史上二番目の世界一周を達成した。
 この途中、1578年にホーン岬とドレーク海峡を発見している。
 1580年9月に、生き残ったゴールデン・ハインド号のみがプリマス港に帰港した。
 女王エリザベス1世を含む出資者達に4700%とも言われる配当金を支払った。
 イングランド王室の取り分は30万ポンドを越え、これは当時の歳入(20万ポンド程度)よりも多く、この臨時収入により王室は溜まっていた債務を全て清算できたうえに、国策会社のレヴァント会社に増資することができ、これは後の東インド会社設立の基礎となった。
 ドレークはこの功績により、イギリス海軍の中将に任命されると同時に叙勲(サーの称号)を受けている。

 1581年、プリマスの市長に選ばれるたが、スペインとの国交悪化から再び海に戻り、スペイン領への攻撃を率いている。
 1585年、エリザベス・シデナム(Elizabeth Sydenham)と再婚した。
 同年から翌1586年にかけてはスペイン領アメリカへの大規模遠征を指揮し、サンティアゴ島・ サントドミンゴ・カルタヘナ・デ・インディアス等の要地を一時掌握した。
 セントオーガスティンを襲撃した後、1586年7月22日にポーツマスへ帰港した。
 1587年、カディスでスペイン船を襲撃し、港を3日間占領した。
1588年のアルマダの海戦ではイギリス艦隊副司令官に任命されたが、実際に艦隊の指揮を執っていたのはドレークだった。火のついた船を敵艦隊に送り込むという海賊らしい戦法により、スペイン艦隊を壊滅させる。
 ドレークの船乗りとしての経歴は、50代になるまで続いた。
 1595年のスペイン領アメリカと開戦し壊滅的な被害を受けた後、プエルトリコの
   サンフアンの戦い
に敗れた。
 サン・フェリペ・デル・モロ砦からスペイン人砲撃手がドレークの旗艦のキャビンに大砲を打ちこんだが、ドレークは生き延びた。
 1596年、コロンビアのリオアチャを襲撃し金や真珠を強奪した。
 スペイン王国のインディアス艦隊が避難所を探していたパナマのポルトベロの海岸から離れて停泊中に、赤痢により55歳で亡くなった。
 死ぬ間際には、病床で鎧を着ようとするなど錯乱状態であったと言われている。
 恰好よく死にたかったのだともいわれているが生涯子供を持たなかった。
 鉛の棺に入れられて、ポルトベロ付近に水葬されたことから、ダイバーが現在も棺を探している。
  
    
posted by まねきねこ at 00:00| 愛知 ☔| Comment(0) | 人物伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月23日

漸進的なECB利下げ見込むが慎重さ必要とクロアチア中銀総裁

 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーの
   ブイチッチ・クロアチア国立銀行(中銀)総裁
は、米カンザスシティー地区連銀が年次シンポジウムを主催するワイオミング州ジャクソンホールでメディとのインタビューに応じ、「インフレ率は2025年に2%まで低下するというわれわれの予測にデータが沿っている限り、金融政策の引き締めを漸進的に緩和できるとの確信は強まる」と述べ、「しかし引き続き慎重に、また一段と緩やかに動くべきだ」と続けた。
  同氏は投資家の間で広く想定されている9月利下げは可能との見方を示唆した。

 また、「次回会合までにまだ幾つかデータの発表が残っている」と述べた上で、「しかしこれまでのところ、われわれの見通しや予想という点について、データに大きなサプライズは見られない」と指摘した。

 ユーロ圏経済については「過度に懸念する根拠は見当たらない」として、「現段階でリセッション(景気後退)のリスクは見込んでいない」と述べた。

  
posted by まねきねこ at 23:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キオクシアが東証上場に向け準備 5億ドル規模?

 米国の投資会社ベインキャピタルは、半導体メーカーのキオクシアホールディングスの新規株式公開(IPO)計画を復活させた。
 この事情に詳しい関係者がメディアに取材で匿名を条件に明らかにしたもので、約5億ドル(約730億円)規模となる可能性がある。

 ベインはキオクシアの上場に向けて、複数の投資銀行と協力している。
 キオクシアは早ければ数週間以内にIPOプロセスを開始する可能性があるという。
 なお、検討は現在も続いており、IPOの詳細は市場の状況次第で変わり得るためか、ベインの担当者はコメントを控えた。
 日本経済新聞は23日、キオクシアが東京証券取引所への10月の上場を申請したと報じた。

 なお、ブルームバーグがまとめたデータによると、日本での5億ドル規模のIPOはKKR傘下の半導体製造装置メーカー、KOKUSAI ELECTRICが昨年10月に15億ドルで上場して以後で最大となる。


posted by まねきねこ at 22:31| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ランディン・エナジー(Lundin Energy 旧Lundin Petroleum) スウェーデンに拠点を置き、ノルウェーでの事業に重点を置いている石油・ガス探査・生産会社

ランディン・エナジー(Lundin Energy 旧Lundin Petroleum) 
 2001年にLundin Oilから設立された独立した石油・ガス探査・生産会社
 スウェーデンに拠点を置き、ノルウェーでの事業に重点を置いている。

 子会社
 ・サード・エナジー・オンショア(Third Energy Onshore)
 ・バイキング・オイル・アンド・ガス(Viking Oil and Gas)
 
 ランディン・エナジーの石油・ガス事業は、2022年7月に140億ドル以上の取引で
   アーケルBP
に買収された。
 同社の残りの事業は
   オロン・エナジー
という新しい名前で純粋な再生可能エネルギー事業として運営を続けている。

 ランディン・エナジーは、2020年末時点で、証明済み埋蔵量と推定埋蔵量を合わせて1億700万立方メートル(6億7100万バレル)の石油換算埋蔵量を保有していたが、偶発資源は4400万立方メートル(2億7600万バレル)であった。
 同社の商業的成功は、スーダンでの過去の事業に対するスウェーデンの
   戦争犯罪捜査
によって影を潜めている。
 会長のイアン・ランディン・と元CEOのアレックス・シュナイターが予備捜査の容疑者である。
 2020年4月、同社は社名をランディン・・ペトロリアムABから
   ランディン・エナジーAB
に変更した。

 ランディン・エナジーはノルウェーに全力を注いでおり、89のライセンスを保有している。
 中心地域は北海のウツィラ高原とアルブハイム、バレンツ海南部のロッパ高原である。
 2010年、ランディン・エナジーはヨハン・スヴェルドラップ油田を発見した。
 これはノルウェー大陸棚でこれまでに発見された中で最大の石油の一つである。

 ランディン・エナジーはヨハン・スヴェルドラップ油田開発プロジェクトの20パーセントの権益を保有している。
 フェーズ1の生産は2019年10月5日に始まり、2020年4月にプラトーに達し、プラトー生産量は1日あたり535千バレル(Mboepd)となった。
 フェーズ2では、フィールドセンターに別の処理プラットフォームが追加され、フィールド全体の処理能力が755 Mboepdに増加すると推定されている。
 フェーズ2は2022年に生産を開始する予定である。

 ランディン・・エナジーの生産におけるもう一つの重要な部分は、北海中央部のウチラ高地のPL338に位置する
   エドヴァルド・グリーグ油田
である。
 エドヴァルド・グリーグ油田は2007年に発見され、2015年11月に生産を開始した。

 もう一つの生産拠点は北海中央部に位置するアルブハイム地域にあり、この拠点の油田からの生産は2008年、2010年、2015年に開始された。
 ランディン・エナジーはノルウェーで過去10年間、最大の操業面積を保有する企業の一つであり、最も活発な探鉱者の一つである。
 2021年10月、ランディン・エナジーはウィスティング開発における25%の権益を追加で取得し、ランディン・エナジーの権益を35%に増加させたと発表した。
 ウィスティングは今後数年間でバレンツ海で最大の開発プロジェクトの一つとなる予定。
 
 ランディン・エナジーは、2023年までに事業活動による排出をゼロにするために8億米ドルを投資している。
 脱炭素化戦略の一環として、同社は社名にある「石油」を「エネルギー」に置き換えた。
 残留排出を中和するために、ランディン・エナジーは炭素回収プロジェクトに投資している。
 2021年1月にはランド・ライフ・カンパニーと提携し、約260万トンのCO2を回収する植林プロジェクトに35百万米ドルを投資する。
 また、2021年9月にはエコプラネット・バンブーとも提携し、持続可能な竹林に9百万米ドルを投資し、10年間で約170万トンのCO2を回収する予定である。
 
 2021年4月、ランディン・エナジーは、エドヴァルド・グリーグ油田から世界初となるカーボンニュートラル認証を受けた原油を販売した。
 この油田は、インターテック・グループ(インターテック)によって、1バレル石油換算トン当たり3.4kgのCO2eのCarbonClear認証の下で独立して認証された。

 ランディン・エナジーの脱炭素化計画は、環境団体からグリーンウォッシングと呼ばれている。
 グリーンピース・スウェーデン代表のイサドラ・ロンスキー氏は2020年にCNBCに対し、「社名から『石油』を削除しても、ランディンが石油事業を営んでおり、同社の製品が環境に最も有害な製品の一つであるという事実は変わりません」と語った。
 
 ランディン財団は、ランディングループによって設立され、資金提供を受けている。
 ランディン・エナジーは、より広範な脱炭素化戦略の一環として、現在、ランディン財団を通じて、低炭素技術とイノベーションの分野で7つの新興企業とアクセラレーターを支援している。
 その1つがオーシャン・ハーベスティング・テクノロジーズ(OHT)である。
 同社は、海上での石油・ガス生産による排出量の削減に使用される波力発電装置(WEC)の使用を模索している、
 商業化前の波力エネルギー会社である。

 ランディン・エナジーは現在、エドヴァルド・グリーグ油田でOHTと共同でプロジェクトに携わっており、波力エネルギーを利用してプラットフォームでの石油・ガス生産の脱炭素化の可能性を探っている。
 成功すれば、海岸から遠く離れたプラットフォームの脱炭素化にも利用できる可能性がある。

 ランディン・エナジーは、ボート業界の排出量を削減する可能性を秘めた高速ボート用の100%電動モーターシステムを開発しているEvoy 社も支援している。
 ランディン・エナジーは、革新的な技術を持つ起業家を対象にした気候アクセラレーター・プログラムを通じて、Katapult Climate 社も支援している。
 このプログラムは、ゼロ炭素および低炭素ソリューションを大規模に推進するものである。
 
 ランディンは30年以上にわたり石油の探査と生産に携わってきた。
 ランディン・ペトロリアムの起源は1980年代初頭にインターナショナル・ペトロリアム、その後インターナショナル・ペトロリアム・コーポレーション、1990年代後半にランディン・オイルとなり、2001年にランディン・ペトロリアムとして生まれ変わり、2020年にランディン・エナジーになった。
 同社は、カナダの独立系
   タリスマン・エナジー
によるランディン・オイルABの買収に伴い2001年に設立された。
 ランディン・ペトロリアムABは、ストックホルム証券取引所に上場しているスウェーデンの石油会社である。

 2003年夏、ランディン・ペトロリアムはブロック5Aの権益を
   ペトロナス・カリガリ
に1億4,250万米ドルで売却した。
 1998年、同社はリビアのシルテ盆地南部でエン・ナガ北・西油田を発見した。
 1998年と1999年の評価プログラムの成功後、油田が宣言された。

 商業および開発プログラムが開始された。
 開発には、中央生産施設、100kmのパイプラインの建設、20の生産井、15の注入井、15の給水井の掘削が含まれた。
 回収可能な埋蔵量は、石油換算で約1億バレル(1,600万立方メートル)と推定された。
 チュニジアでは、ウドナ油田開発(ルンディン石油の40%の権益)が成功裏に完了し、2006年11月に生産が開始された。

 2002年、ランディン・ペトロリアムは
   BNPパリバ
からコパレックス・インターナショナルを買収し、フランス、オランダ、チュニジア、ベネズエラ、インドネシア、アルバニアの探鉱・生産資産を既存のポートフォリオに加えた。
 この買収により、ランディン・ペトロリアムは純粋な探鉱会社からより大規模なE&P企業へと変貌した。

 2003年初頭、ランディン・ペトロリアムはノルウェーOER石油の株式の75%を取得し、初めてノルウェーに進出した。
 2004年、ランディン・ペトロリアムはDNO ASから英国の生産資産ポートフォリオを買収し、ランディン・ペトロリアムの埋蔵量を石油換算で2,190万m3(1億3,800万バレル)に倍増させ、生産量を石油換算で日量4,590立方メートル(2万8,900バレル)に増加させた。

 2010年4月、同社は英国大陸棚の資産を
   ペトロファック
のエネルギー開発部門に分割し、独立企業である
   エンクエスト
を設立した。
 2010年、ランディン石油会社は北海のウチラ高地PL501のアヴァルズネス鉱区で大規模な発見をした。
 この鉱区には石油換算で1600万〜6400万立方メートル( 1億〜4億バレル)の回収可能資源があると推定されている。
 この発見は後にヨハン・スヴェルドラップ油田と改名された。

 2014年、ランディン石油会社はバレンツ海南部のロッパ高地PL609のアルタ鉱区で石油とガスを発見した。
 この発見地はゴータ発見井の北東20km、ノルウェー海岸から約160kmに位置し、石油換算で2,000万〜6,400万m3(1億2,500万〜4億バレル)の資源があると推定されている。

 同社は2015年2月、北海のジェミニ鉱区に位置する探査井16/1-24の掘削を開始した。
 この井はノルウェー沖のエドヴァルド・グリーグ油田の南西PL338Cに位置している。
 この井では、ティ層の下部暁新世の砂岩の貯留層特性と炭化水素の可能性をテストする。
 ジェミニ鉱区には、リスクのない総有望資源が石油換算で1480万m 3 (9300万バレル)あると推定されている。

 アイランド・イノベーター半潜水型掘削リグを使用して、計画されている平均海面下2,192mまで井を掘削する。
 ジェミニ探査井は、2015年3月に乾井として完成した。
 2015年には、ノルウェーのボイラ油田とエドヴァルド・グリーグ油田、マレーシアのベルタム油田の3つの油田開発が完了し、生産が開始された。

 2017年4月、ランディン・ペトロリアムはノルウェー国外の生産資産を
   国際石油会社(IPC)
という新しい会社にスピンオフした。
 スピンオフ後、ルンディン・ペトロリアムは完全にノルウェーに特化した会社になった。

 2020年の株主総会での承認を受けて、同社は脱炭素化戦略とエネルギーミックスの拡大をよりよく反映するために、社名をランディン・ペトロリアムからランディン・エナジーに変更した。 

 創業者のアドルフ・H・ランディンは1994年にランディン・マイニングも設立した。
 ランディンは2006年に73歳で亡くなった。

 2015年6月、アレックス・シュナイターが2015年10月付けでランディン・ペトロリアムの社長兼最高経営責任者に任命された。
 同社は2020年8月、2021年1月1日付けでニック・ウォーカーを同社の新社長兼最高経営責任者に任命したことを発表した。
 
 ジャーナリストのケルスティン・ランデルは著書『血と石油のビジネス:アフリカのルンディン石油』の中で、同社が射殺や村の焼き討ちなど数々の人道に対する罪に加担していたと主張している。 
 2010年6月、スーダンの石油に関する欧州連合(ECOS)は報告書「未払い債務」を発表し、スウェーデン、オーストリア、マレーシアの各政府に対し、1997年から2003年の間に南スーダン(当時はスーダン)のブロック5Aで操業していた
   ランディン・ペトロリアム、OMV、ペトロナス
の各社が戦争犯罪や人道に対する罪に加担したとの疑惑について調査するよう求めた。
 報告された犯罪には、無差別攻撃や民間人への意図的な攻撃、避難所の焼き討ち、略奪、生存に必要な物品の破壊、民間人の不法殺害、女性へのレイプ、子どもの誘拐、拷問、強制移住などがある。
 約1万2千人が死亡し、16万人が土地や家から強制的に避難させられ、その多くは永久に避難を余儀なくされた。

 1994年から2003年の間に撮影された衛星写真によると、スーダンの3つの石油会社の活動は、その事業地域における
   農地利用の劇的な減少
と一致していた。
 2010年6月、スウェーデンの国際犯罪検察は、スウェーデンと報告された犯罪とのつながりについて刑事捜査を開始した。
 2016年、ランディンのイアン・H・ランディン会長とアレックス・シュナイターCEOは、捜査の容疑者であると通知された。

 スウェーデン政府は、2018年10月に検察が2人の最高経営責任者を起訴することを許可した。
 2018年11月1日、スウェーデン検察当局は、ランディン石油会社に対し、戦争犯罪および人道に対する罪に関与したとして
   32億8,500万スウェーデン・クローナ(約3億1,500万ユーロ)
の法人罰金および経済的利益の没収の対象となる可能性があると通知した。
 その結果、会社自体も間接的ではあるが起訴され、法廷で法的に代理されることになる。

 2018年11月15日、容疑者らに起訴状と事件ファイルが送達された。
 2020年6月、スウェーデン検察当局は捜査が完了したと発表した。「起訴する十分な根拠があると信じている」とヘンリック・アトルプス主任検事はダーゲンス・ニュヘテル紙に語り、事件を法廷に持ち込む強い意向を示した。

 弁護側は捜査終了を求める一連の法的要請を提出しているが、裁判所はいずれも却下している。
 2021年6月、検察官はストックホルム地方裁判所に、7月までに捜査を終える予定であると書簡を送った。

 ランディン事件は、事業活動に関連した人権侵害の被害者に対する救済と賠償へのアクセスの問題を提起している。
 ランディン・エナジーは現在、国連のビジネスと人権に関する指導原則を支持し、企業が引き起こした、
 または助長した悪影響の効果的な救済に貢献する義務を認めている。

 2016年5月、ブロック5Aのコミュニティの代表者は、救済と賠償を受ける権利を主張し、ルンディンとその株主に負債の返済を求めた。
 同社は責任を否定しており、被害者に対する救済と賠償はまだ提供していない。
 同社は、公に報告された有罪の証拠となる事実を一度も否定していない。
 また、自社の活動がスーダンの人々の生活向上に貢献したという主張を立証したこともない。

 同社は、石油戦争が自社の鉱区内のコミュニティに及ぼした影響に関心を示したこともない。
 被害者の司法へのアクセスと迅速な救済の権利を考慮した人権に配慮した法的戦略を採用するという株主提案は、同社の2021年年次総会でほぼ全会一致で否決された。
 同社は、スーダンでの活動に関するウェブサイトと、刑事事件専用のウェブサイトを運営している。

 同社の元取締役で倫理担当のカール・ビルト元外務大臣にも批判が向けられた。
 エチオピアは2人のスウェーデン人ジャーナリスト
   ヨハン・パーソン
   マーティン・シビエ
を逮捕し、14か月間拘留した後釈放した。
 2011年のエチオピア司法当局対スウェーデン人ジャーナリストの紛争は、ジャーナリストがランディン石油の活動に関連したオガデンでの人権侵害の報告を調査していたために発生した。

 企業としてのランディンはまだ刑事告訴されていない。
 ランディンに対するこの種の刑事裁判は、スウェーデンの裁判所が判断しなければならない法的問題の斬新さと複雑さゆえに、画期的な事件となるだろう。
 2019年5月23日、ハーグのTMCアッサー国際法研究所は、「企業の人権侵害に対する刑事責任に向けて:スウェーデンのルンディン事件」を開催した。
 2019年2月13日、ヨーテボリのスウェーデン検察当局の
   トーマス・アルストランド氏
は、ランディン戦争犯罪捜査の証人に対する脅迫と暴力行為について、2度目の刑事捜査が開始されたと発表した。

 証人たちは法廷で証言しないよう圧力をかけられたとされている。
 証人のうち数人は、UNHCRが支援する緊急保護手続きを通じて安全な国への亡命を認められている。
 同社は、CEOと会長が検察官からこの申し立てについて正式に知らされたことを確認しており、全く根拠がないと考えていると述べている。
 証人妨害は通常、法廷で真実が暴露されるのを防ぐためのものである。

 司法妨害に関する2度目の捜査は、戦争犯罪捜査に誠意を持って協力してきたという同社の主張と矛盾しているようだ。
 2021年11月11日、ストックホルム地方裁判所は、スーダンでの重大な戦争犯罪を幇助したとして、最高経営責任者のイアン・ランディンとアレックス・シュナイターの両名を起訴した。
 有罪判決を受けた場合、両名には終身刑が科される可能性がある。
 オランダの平和団体PAXとスウェーデンの
   NGOグローバル・イデ
は、ウェブサイト「Unpaid Debt」で、毎日英語で議事進行、専門家の分析、コメントを報道する予定である。

   
posted by まねきねこ at 09:26| 愛知 ☀| Comment(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする