10月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.5%低下し、市場予想(0.1%上昇)に反して大きく下回った。
低下幅は2020年4月以来の大きさで、インフレ圧力が経済全般で和らぎつつある兆候が新たに示された。
なお、9月は0.4%上昇(速報値0.5%上昇)という。
低下幅は2020年4月以来の大きさで、インフレ圧力が経済全般で和らぎつつある兆候が新たに示された。
なお、9月は0.4%上昇(速報値0.5%上昇)という。
また、前月比での低下は、主にガソリン価格の下落を反映している。
食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比横ばいとなった。
前年同月比では2.4%上昇と、21年1月以来の小幅な上昇率にとどまった。
前年同月比では2.4%上昇と、21年1月以来の小幅な上昇率にとどまった。
前日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前月比横ばい、コア指数は市場予想に反して伸びが鈍化し、米追加利上げ観測が後退した。
10月のPPI統計では、ガソリン価格が前月比15.3%低下した。
財価格低下の80%強はガソリンの値下がりによるものだった。
また、サービス価格は横ばい。それ以前は6カ月連続で上昇していた。
財価格低下の80%強はガソリンの値下がりによるものだった。
また、サービス価格は横ばい。それ以前は6カ月連続で上昇していた。
その他の項目では、医療分野の多くや航空サービスが上昇した。
一方では、衣料小売りやポートフォリオ管理での低下が目立った。
一方では、衣料小売りやポートフォリオ管理での低下が目立った。
変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除いたPPIは前月比0.1%上昇と、5カ月ぶりの低い伸びとなった。