当ブログ内の情報はあくまでも参考情報です。投資にあたっての判断は投資する人の自己責任でお願いします。
当ブログでは、一切の責任を負いませんでご了承下さい。

マーケット出来事貴金属とレアメタル宝石と宝飾品貴金属の取引方法貴金属取扱会社

2023年07月30日

米利上げ終了したと安心するのは「危険」とピムコのアイバシン氏


 米連邦公開市場委員会(FOMC)が過去数十年で
   最も積極的な利上げサイクル
を開始してから、16カ月が経過したが経済の好調が続いたままだ。
 
 利上げがようやく終了した可能性があると、市場は安堵し次の投資先を求める動きが出ている。

 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)で1240億ドル(約17兆4000億円)規模の「ピムコ・インカム・ファンド」を共同運用する
   ダニエル・アイバシン氏
はそれはまだ決まっていないということを覚えておいた方が賢明だと指摘する。

 アイバシン氏はコントラリアン(逆張り投資家)ではなく、米金融当局が引き締めサイクルの終了に近づいているという幅広いコンセンサスに逆らうつもりはないと続けた。
 
 インフレのデータが利上げを裏付ける内容となれば、FOMCは9月にも再び行動する可能性があると指摘し、その確率は「五分五分に近い」と付け加えた。

 FOMCが9月に金利を据え置いたとしても、利上げのリスクはしばらく残る可能性が高いと予想している。
 
 理由としては、住宅ローン金利の急上昇にもかかわらず住宅市場の強さが続いていることを挙げた。多くの住宅所有者が
   低い固定金利
を確保していることが強さの一因となっており、不動産価格の高騰は家賃に波及し続け、インフレ指標に上昇圧力をかける可能性があると続けた。

 なお、「インフレが当局目標を上回る状態が根強く続く可能性はある」とし、「従ってFOMCが実際に利上げを休止し、年内は金利を据え置いたとしても、これで終わりだと考えるのは危険だろう」と続けた。

 
  
posted by まねきねこ at 06:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クレディSのアルケゴス関連の不祥事でUBSが制裁金約550億円を支払い


 スイスの銀行UBSグループは、クレディ・スイス・グループが行ったアルケゴス・キャピタル・マネジメントとの取引の不祥事に関連し、総額約3億8700万ドル(約550億円)の制裁金を支払うという。
 クレディ・スイスが残した法的な問題の整理に、買収企業であるUBSが着手したかたちだ。

 米連邦準備制度との同意審決で、UBSはクレディ・スイスの「危険かつ不健全なカウンターパーティー信用リスク管理慣行」に2億6850万ドルを支払うことで合意した。
 また、イングランド銀行(英中央銀行)の健全性規制機構(PRA)は、UBSに8700万ポンド(約158億円)の制裁金を科した。

 PRAの制裁金としては過去最大の額だという。

 PRAは24日の発表文で、クレディ・スイスは「過去の類似した経験から学ぶことを怠り、PRAが以前に提起した懸念への対応が不十分だった」と説明した。

 UBSは6月にクレディ・スイス買収を完了させた。スイス政府が仲介したこの買収で、UBSは巨額の利益を手にする可能性もある。
 同時に、向こう1年でクレディ・スイスに関連した法的債務が最大40億ドル発生し、資産の評価損が約130億ドル生じる恐れもあるとUBSはこれまでに警告していた。

 UBSは制裁金の支払いに加え、持続可能なガバナンスやリスク管理の枠組みなどの計画を当局に提出することが義務づけられる。

 UBSは今回の問題に関連してクレディ・スイスが4−6月(第2四半期)決算に計上する引当金を、買収の会計に反映させる方針だと説明した。
 統合後の第2四半期決算は来月発表される見通しだ。

 スイスの連邦金融市場監督機構(FINMA)もクレディ・スイスがアルケゴスとの関係で金融市場法に違反したと結論づけ、UBSに対して是正措置を命じた。

  
ひとこと
 
 日本の金融庁はFRBやBOEへの支払いと比較し、国際資本の一角である金融機関に対する対応が甘いのか?今の所、何も制裁を加えておらず、対応の遅さは忖度政治による影響なのだろうか疑問が残る。




posted by まねきねこ at 06:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする