米国大手銀行JPモルガン・チェースの4−6月(第2四半期)収入は金利上昇と米地銀ファースト・リパブリック・バンク買収が寄与し過去最高となった。
14日の決算発表によると、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は発表資料で「米経済は引き続き底堅い」とし、「消費者のバランスシートは引き続き健全で、若干減速したものの消費支出は続いている。労働市場も幾分軟化したが、雇用増は依然として力強い」と説明した。
14日の決算発表によると、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は発表資料で「米経済は引き続き底堅い」とし、「消費者のバランスシートは引き続き健全で、若干減速したものの消費支出は続いている。労働市場も幾分軟化したが、雇用増は依然として力強い」と説明した。
4−6月の収入は
413億ドル(約5兆7300億円)
となりアナリスト予想を上回った。
また、純金利収入(NII)は218億ドルで、こちらも過去最高だった。
413億ドル(約5兆7300億円)
となりアナリスト予想を上回った。
また、純金利収入(NII)は218億ドルで、こちらも過去最高だった。
同行はトレーディング事業を除いた通期NII見通しを870億ドルと、5月時点の840億ドルから引き上げた。
政府の管理下に置かれたファースト・リパブリック・バンクを連邦預金保険公社(FDIC)が実施した競売で買い手に選ばれ、5月に買収。
この買収にに伴う利益27億ドルと、関連の準備金積み増し12億ドルが第2四半期業績には含まれている。
この買収にに伴う利益27億ドルと、関連の準備金積み増し12億ドルが第2四半期業績には含まれている。
また、貸倒引当金と償却費は全体で29億ドルだった。
トレーディングと投資銀行業務の収入は前年同期よりは低かったもののアナリスト予想は上回った。また、債券トレーディングと株・債券の引き受けからの収入が予想以上だった。
投資銀行収入は14億9000万ドル、アナリスト予想は13億8000万ドルだった。
ダイモンCEOはバーゼル3最終案や流動性規則変更の可能性に触れ、大きな変化を予想していると述べたうえ「われわれは乗り切る」と続けた。
第2四半期には18億ドル相当の自社株買いを実施した。
第2四半期には18億ドル相当の自社株買いを実施した。