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2023年07月15日

ウェルズ・ファーゴ 利上げで恩恵を受けるとし、通期NII見通しを引き上げ


 米国金融機関大手ウェルズ・ファーゴは、4−6月(第2四半期)の純金利収入(NII)がアナリストの予想以上に増加した。
 米連邦準備制度の利上げによる追い風が大手米銀には続いており、ウェルズ・ファーゴは通期のNII見通しを引き上げた。

 発表資料によると、4−6月のNIIは前年同期比29%増の132億ドル(約1兆8200億円)だった。
 通期では前年比14%増を見込み、従来予想の10%増から引き上げた。

 チャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は声明文で、「純金利収入は金利上昇の恩恵を受けて好調を維持しており、経費の抑制に引き続き注力した」と指摘した。
 また、「米国経済は依然として大方の予想以上に堅調だ」と続けた。

 貸倒引当金はアナリスト予想よりも多い17億ドルだった。
 なお、これにはオフィス物件融資向けも含まれる。

 投資家は足元、商業用不動産の動向を注視しており、シャーフ氏は5月にオフィス融資関連で「損失が出るだろう」と警告していた。

 また、経営再建の柱として抑制を目指す経費は130億ドルと、予想を上回った。
 営業損失を除く非金利費用の通期見通しについては、510億ドルに引き上げた。
 人員削減を進める中、退職手当に絡む費用が増加するためと説明している。

 ウェルズ・ファーゴは、米連邦準備制度理事会(FRB)が課す規制により、資産規模の上限を2017年末の水準に制限されている。
 第2四半期末の資産は1兆9000億ドルで、前年同期を下回った。

   
   
posted by まねきねこ at 19:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦略的買収 


 米国石油大手エクソンモービルは、独立系石油・天然ガス会社の米デンベリーを
   49億ドル(約6800億円)
で買収することで合意した。 
 エクソンにとっては、2017年に約66億ドルでパーミアン盆地の中核鉱区を取得して以来、6年ぶりの大型買収となる。
 
 この買収により、エクソンは米国最大の二酸化炭素(CO2)輸送専用パイプライン網を取得する。

 13日に両社が発表した声明によると、買収額は1株89.45ドルで、すべて株式交換で行うという。
 
 デンベリーの主要資産は1300マイル(2092キロメートル)に及ぶCO2輸送専用パイプラインで製油所や化学工場など環境負荷の大きい施設から排出されるCO2の回収を実現する上で重要なインフラとなる。

 米国では昨年8月にインフレ抑制法が成立して以降、炭素管理に絡む単一の投資案件としては最大規模となる。
 なお、同法には気候変動条項が含まれ、CO2の回収・貯蔵を手がける企業に対して大幅な税制優遇措置が設けられている。

 エクソンでは2050年までに事業活動に伴い排出される炭素を実質ゼロにすることを目標としている。
 炭素回収を気候変動戦略の中核に据えた今回のデンベリー買収で、エクソンは目標を達成する上で重要、かつ自社では整備困難なインフラを手に入れた。

    
posted by まねきねこ at 04:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする