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2023年04月27日

金融不祥事「CUM−EX」の捜査の行方は?


ドイツの検察当局は多額の脱税を可能にした「CUM−EX」と呼ばれる金融不祥事についての捜査の一環で野村ホールディングスのフランクフルトオフィスの捜索を行っているという。

 CUM−EXは欧州全体で行われていた取引で、1回しか支払われていない配当に対して
   複数回の税還付を受けられるようにする手口
で、これにより欧州各国政府の税収に巨額の被害が出たというもの。
 
 この事情に詳しい関係者が匿名を条件にメディアの取材で明らかにしたもので、捜索は25日午前に始まったとした。


posted by まねきねこ at 06:54| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぬるま湯に浸かっている経営者のリスク意識の低さが問題だ


 金融庁の天谷知子金融国際審議官は24日、メディアとのインタビューで、シリコンバレー銀の破綻を招いた預金流出について、「銀行側も当局側も取り付けという状況になりそうになる前の段階で、どれだけ迅速な対応ができるかが重要」と説明した。

 インターネットの普及によって翌朝や翌週までじっくり考える時間はなく、「今までのオペレーションサイクルとは全く違うサイクルで対応していかなければいけない」と続けた。

  
ひとこと

 そもそも、経営破綻する取引先のリスク分析がずさんな金融機関の存在自体が問題であり、こうした対応が重要だが、護送船団方式の金融政策を続けるのでは話にもならない。

 無責任な経営者を放置しかねない愚かな政策は廃止し厳罰する姿勢で臨むべきだろう。


  
posted by まねきねこ at 06:00| 愛知 ☔| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

消費者や企業からは融資を受けるのがかなり難しくなったとの声


 シリコンバレー銀行(SVB)など複数の銀行が先月に経営破綻した。
 これを背景に、消費者や企業からは融資を受けるのがかなり難しくなったとの声が世情では聞かれる。
 こうした状況は利上げと同様の影響を及ぼしている。
 
 INGのチーフ国際エコノミスト
   ジェームズ・ナイトリー氏は
「銀行ストレスは、融資基準の大幅引き上げを意味する。借り入れコストが上昇し、企業景況感は弱く、住宅市場が急速に低迷しつつある環境において、経済のハードランディングが起こりそうだとの見方がますます強まる」と指摘した。

 また、「こうした環境では、インフレはより一層減速の傾向を強め、年内利下げへの道を開くだろう」と続けた。
  
  
posted by まねきねこ at 06:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

UBSに1−3月280億ドルが流入。クレディS買収合意後を見ればそのうち70億ドルが含まれる。

  
 スイスの銀行UBSグループは1−3月(第1四半期)に富裕層顧客から
   280億ドル(約3兆7600億円)
の資金が純流入した。
 この流入額にはクレディ・スイス・グループ買収合意を発表した後の10日間の70億ドルが含まれる。

 なお、クレディ・スイスのウェルスマネジメント事業は1−3月に約530億ドルが流出しており、還流は5割強といったところだ。

 クレディ・スイスは24日、中央銀行からの借り入れがこれまで知られていたよりはるかに多かったことや、買収合意後も顧客資金の流出が続いていることを明らかにした。

 UBSが25日、発表した決算によると、1−3月利益は予想を下回った。
 ウクライナへのロシア軍の侵攻など地政学的緊張と最近の銀行業界の流動性懸念により顧客の活動が低調になっていると分析、今後数カ月の資金流入に影響する可能性があるとも警告した。
 
 同行は金融危機前に販売に関わった住宅ローン担保証券(RMBS)に絡み6億6500万ドルを引き当てている。

 クレディ・スイス統合のため
   セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)
がUBSに呼び戻された。 
 エルモッティCEOには顧客と資産を維持することが課題になる。

 エルモッティCEOは発表資料で「UBSの歴史の中で再び画期的な一歩を踏み出すが、企業文化と戦略、規律あるリスク管理へのコミットメントは変わらない」と明らかにし、クレディ・スイス買収により「世界を主導するウェルスマネジャーとしての地位を固めるつもりだ」と説明した。

 UBSではクレディ・スイスから流出した資金の主な受け皿となり、2022年10−12月には収入を生む資金233億ドルが純流入していた。

 今年3月末時点の純資産額が540億スイス・フラン(約8兆1700億円)のクレディ・スイスをUBSは約30億フランという安価で買収する。

 資金純流入にもかかわらず、ウェルスマネジメント事業の収入は1−3月に47億9000万ドルと、予想の49億ドルを下回った。

 最近の市場混乱が響き、顧客の活動が弱かったと同行は説明した。

 また、株式トレーディング収入は前年同期比23%減ったものの、債券トレーディングは0.8%増収となった。

 投資銀行部門の収入は23億5000万ドル(予想24億3000万ドル)。UBS全体の純利益は10億3000万ドル(同18億6000万ドル)だった。

 
ひとこと
 
 いわゆる国際資本の錬金術の如きものだ。
 

  
posted by まねきねこ at 01:00| 愛知 ☔| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする