サマーズ元米財務長官は、ブルームバーグテレビジョンに対し、「地震の揺れが続くと、もう揺れないと確信できるまでに長い時間がかかる」と述べ、米国金融当局の
急速な利上げ
がもたらした米国の金融問題について、峠を越えたと確信するには時期尚早だと慎重な見方を示したうえ、「だからこそ米当局は困難な責務を負っている」と続けた。
サマーズ氏は今月のシリコンバレー銀行(SVB)やシグネチャー・バンクの破綻を引き起こした取り付け騒ぎが繰り返される可能性は50%を「優に下回る」と述べた。
なお、信用収縮につながる他の「アクシデント」が起こる可能性は依然として残っており、重要なのは「信用収縮が資産価格下落や不良債権、一段の信用収縮につながる」といった「ノンリニア」型で金融のダイナミクスが展開するかどうかだと続けた。
その上で「青信号を出すには時期尚早」と指摘し「ノンリニアの展開はないとの確信を十分に持てるようになるには、ほぼ今夏いっぱいかかるだろう」と語った。
ひとこと
警鐘を鳴らすのは当然だろう。そもそも、経済の揺れが収まる可能性は低い。繰り返し起きる経済変動の仕組みの中では利益確保の勢力が鎌首を持ち上げ始めただけだ。
新型コロナワクチンで莫大な利益を懐に入れた欧米国債資本傘下の医薬品メーカー。その対応で低金利資金を市場のテコ入れに投下した政府から安価な資金を利用しインフレを引き起こし、ウクライナへのロシア軍の侵攻でエネルギー市場にパニック的な価格上昇。これらも国際資本が独占している原油、天然ガス、石炭から鉄鉱石、銅、アルミなどの地下資源、穀物、食肉までの利益を拡大させている。
その次には自然環境という分野での国際資本の利権網の強化で、環境保護活動家や市民団体を裏で資金提供し地球温暖化の抑制政策をマスコミ等とともに注目させてもいる。
ある面を見させて人の意識の活性化を繰り返させている状況で問題を常にすり替える動きがあることも現実であり、意図的に意識を誘導するマスコミの情報操作の動きには特に警戒すべきだろう。
そもそも、意識誘導の目的のため、TVなどでクイズ形式の答えが限定的な問題を繰り返して頭に受け付けるが如きものは、パブロフの犬の如き条件の反射的な動きをより誘導しやすくするモルモットとされているようなものだ。
posted by まねきねこ at 05:00| 愛知 |
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