オランダ中央銀行のクノット総裁は23日、アムステルダムでの記者会見で、
クレディ・スイス・グループの株主
が同行から支払いを得ることをスイス当局がなぜ容認したのか疑問だと表明した。
「彼らは迅速さにおいて多大なる尊敬に値する」と発言したうえ「しかし、彼らがなぜ、株式の価値も確実にゼロにせずに『その他ティア1債(AT1債)』(偶発転換社債=CoCo債)を完全に無価値としたのか、疑問は残る」と続けた。
同当局者らとの今後の会合でその答えを求める考えを示した。
クレディ・スイス・グループの株主
が同行から支払いを得ることをスイス当局がなぜ容認したのか疑問だと表明した。
「彼らは迅速さにおいて多大なる尊敬に値する」と発言したうえ「しかし、彼らがなぜ、株式の価値も確実にゼロにせずに『その他ティア1債(AT1債)』(偶発転換社債=CoCo債)を完全に無価値としたのか、疑問は残る」と続けた。
同当局者らとの今後の会合でその答えを求める考えを示した。
その上で、「AT1債を無価値とした理由を説明する当局の発表文は出ている」と指摘した。
「私は実際のところ、なぜ彼らが株式も確実に無価値とはしなかったのかということに関心がある。この疑問はFSBや国際通貨基金(IMF)の会合で、いずれスイス当局者らに問い掛ける必要がある」と続けた。
「私は実際のところ、なぜ彼らが株式も確実に無価値とはしなかったのかということに関心がある。この疑問はFSBや国際通貨基金(IMF)の会合で、いずれスイス当局者らに問い掛ける必要がある」と続けた。
これと同時に公表されたオランダ紙フィナンシエール・ダフブラット(FD)とのインタビューでは、スイス当局の決定を巡る自身の見解をさらに詳しく説明した。
FDによると、「この自由がスイス当局にはあった。金利を踏まえれば、投資家もこのCoCo債は非常にリスクが高いと考えることができただろう」と発言した。
また、「奇妙なのは、株主らがなおも30億ユーロ(約4270億円)を手にすることだ」と語った。
また、「奇妙なのは、株主らがなおも30億ユーロ(約4270億円)を手にすることだ」と語った。
ひとこと
国際資本のツールでもある金融機関であり、単なる資金の組み換えの行為でしかないためだろう。