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2023年03月17日

信頼回復策の発表後もくすぶる懸念からクレディ・スイス株の上げが縮小


 クレディ・スイス・グループは16日、スイス国立銀行(中央銀行)から500億スイス・フラン(約7兆1500億円)の与信枠を確保した。
 また、社債買い戻しも提案し、投資家の信頼感回復を目指している。

 クレディ・スイス幹部と政府当局者は次の一手を模索している。

 クレディ・スイスは中銀の流動性ファシリティーから最大500億フランを借り入れる。
 このほか、ドル建て・ユーロ建ての社債最大約30億フラン相当を公開市場で買い戻す計画という。

 クレディ・スイス株は16日に一時40%高と急騰したものの、その後に上昇幅を縮めた。

 この背景として、アナリストが中銀による支援策の発表などでクレディ・スイスがどの程度の時間を稼げるかを疑問視し始めたことによる。 
 
 同行の筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクのアンマル・フダリ会長は、クレディ・スイスについて「何も問題はない」と発言した。
 
 また、同行が一段の資本積み増しを必要とすることはないとの考えを示した。

 なお、規制上の理由でクレディ・スイス株の持ち分を増やさないと語ったフダリ氏の15日の発言が株価急落を引き起こしていた。

 クレディ・スイスの財務健全性を巡る懸念で15日の金融市場は大荒れとなった。
 米欧の規制当局は警戒、一部企業は同行へのエクスポージャーを検証した。 

  

posted by まねきねこ at 20:10| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界金融危機の再来になるかどうかはまだ不明


 ECBのラガルド総裁は最近の混乱が世界金融危機の再来につながり得るかとの問いに対して、「銀行セクターは2008年に比べてはるかに堅固な状態にある」と語ったうえ、ECBは経済、金融データと基調的物価の伸び、金融政策の波及状況などのデータに基づく金利決定を続けることを明らかにした。

 今回の政策決定は「大多数」が支持したと総裁は説明した。
 
 インフレ率が「高過ぎる水準に過度に長くとどまる」と見込まれる中で、ECB当局者の「インフレと闘うコミットメントは弱まっておらず、インフレ率を2%に戻すことを決意している」と表明した。



 政策決定とともに公表された四半期経済予測では今年のインフレ率予想が下方修正される。
 一方で、コアインフレ率予想は引き上げられた。

 問題は、最近の銀行業界の波乱がインフレと闘うECBの足かせになるかどうかだが、いまのところは不明だ。


  
posted by まねきねこ at 20:01| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする