イエレン米財務長官は10日、国内銀行システムの「強靱さに変わりはない」と述べ、シリコンバレー銀行(SVB)を巡る事態の展開に関しては「効果的なツール」が規制当局にはあると指摘した。
イエレン長官は🔟日、連邦準備制度と連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)の幹部と会議を行い、SVBを巡る状況を討議したと、米財務省が電子メールで声明を発表した。
ひとこと
アジア通貨危機をはじめとする金融資産を博打的ともいえる手法で国債の売買で莫大な利益を一時確保し、ロシア通貨の下落を画策し、欧州などのユダヤ系資本の権益と激突して破綻したLTCMの救済策で当時のグリーンスパンFRB議長がニューヨーク地区連銀に指示して低金利融資を拡大させたことがその後のサブプライムローンを仕込んだ金融派生商品の大幅下落という金融クラッシュで最終的にはリーマンショックで1800兆円とも言われる資産が国際資本の懐に転がり込んだとも言われている。
当初のLTCMの破綻は20兆円程度で、日本の金融機関の資産の劣化で護送船団方式の金融政策のほころびを覆い隠そうとする統廃合が実施されたことに注目すべき事態が再現しそうだ。
同じような動きになりリスクに遭遇しない金融政策が必要なときに日銀の総裁の経験を聞くと自画自賛ばかりで話にもならない愚かしさだ。