米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は11日、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)とのインタビューで、金融当局は昨年実施した積極利上げからより小幅な動きへとペースを落とすことで、これまでの措置が経済にどう影響しているか見極める時間が増えると説明し、1月31−2月1日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)会合では0.25ポイントの利上げを支持する方向に傾いていると明らかにした。
コリンズ総裁は「25(ベーシスポイント)ないし50が妥当だろう。私自身は現時点で25に傾いているが、あくまでデータ次第だ」と話し、「われわれは利上げを停止する水準に近づいており、ゆっくりと調整することで、毎回の判断を下す前に入手する情報を精査する時間が増える。より小幅な変更を行うことで、われわれの柔軟性は高まる」と続けた。
なお、現在のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジは4.25−4.5%でコリンズ総裁は今年のFOMC会合で投票権を持たない。
なお、現在のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジは4.25−4.5%でコリンズ総裁は今年のFOMC会合で投票権を持たない。