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2022年12月28日

中国共産党政府習指導部の豹変ぶりにゼロコロナ解除で期待と不安が交錯し、国民戸惑いが拡大


 中国政府が新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を突然撤回したことで、国民の間には複雑な感情が広がるとともに、感染爆発が各地で起きている。

 白紙革命による解放感から3年ぶりに海外旅行を計画する人もいれば、感染拡大を懸念する人もいる。

 ソーシャルメディアの微博(ウェイボ)には、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)後の「数年でわれわれはあまりにも多くのものを失った」とのコメントが投稿された。


 中国版ツイッターと呼ばれる微博では27日、入国者に義務付けてきた
   隔離措置
を来年1月8日から撤廃するとの政府発表がトレンド入りした。

 このコメントを投稿したユーザーは「みんなの一日も早い回復を願うとともに、誰もが自由に呼吸し、行きたい場所に自由に行けるようになることを願っている」と記述もしている。

 ただ、コロナ政策の急転換後、感染は急拡大し、北京や上海では医療体制がすでに逼迫し、コロナ感染による死者の激増などもあり葬儀場も機能不全に陥っている。
 
 ゼロコロナ政策前の生活を取り戻したいという願いとは裏腹に、コロナまん延に対する懸念も強まっており、自由化にともなう災いを意図的に引き起こし、国民世論の誘導を目論んだ習近平政権の権力の集中を工作する動きにも見える。

 別の微博ユーザーは「国内感染は依然として増加している」と指摘し意識誘導の種を埋める交錯に利用しやすい環境を作り上げたり、政府への直接的な言及を避けたうえで「明らかに全員を感染させようとしているのではないか」と疑念を呈するなど左右両端からの動きが激化しそうだ。

 ゼロコロナ政策は、ロックダウン(都市封鎖)や頻繁な集団検査、渡航制限などを柱としていた。
 習近平が率いる政府はこうした厳格な対応の説明として、コロナの危険性を2020年から繰り返し国民に訴えてきた。

 ゼロコロナ政策が国民を疲弊させ、経済活動に打撃となっていたにもかかわらず、全時代を無事に切り抜けることを最優先した中国共産党の習近平総書記(国家主席)はつい10月半ばまで、ゼロコロナ政策を一貫して擁護してきた。

 ゼロコロナ政策に反発した市民は街頭に繰り出して抗議行動を開始したうえ11月下旬にこの動きが中国各地に広がった。
 
 全人代を乗り越えた習近平率いる政府は12月7日、コロナ規制を大きく緩和する流れにかじを切った。
 コロナとの「共生」に向け決定的な一歩を踏み出し、26日になると国家衛生健康委員会が渡航制限を緩める方針を発表し、世界的な孤立からの脱却に向け動きを加速したが、その方向の先に見えるのは膨大な数の死亡者だろう。

 なお、 「1カ月前はまだゼロコロナに固執し、人民を第一に考えると言っていたが、1カ月後には完全に『躺平(寝そべり)』状態になり放任だ」との投稿に続き、「そう、それは最適化と呼ばれるものだ」とつぶやいた微博のユーザーもいた。

 中国のインターネットでは昨年、「躺平」という言葉が広がった。
 過酷な競争から離脱し、手の届く楽な生活で満足しようという若者たちのスローガンだが、当局はこうした若者たちの考えをこれまで批判していた。


posted by まねきねこ at 08:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

来年2月からロシア産原油の価格上限を設定した国への輸出禁止


 ロシアのプーチン大統領は27日、ウクライナ侵攻をめぐりロシア産原油の価格上限を設定した外国顧客への原油と原油製品の輸出を禁止する大統領令に署名した。

 大統領令では、輸出禁止は「価格上限を設定するメカニズムを直接的もしくは間接的に使用する供給契約」に適用され、最終購入者までの全段階で行使されるとしている。


 原油輸出は来年2月1日から禁止となる。
 原油製品の輸出禁止日はそれ以降にロシア政府が決定するという。

 この禁止は少なくとも7月まで続く。大統領令には禁輸対象国のリストはない。

  
   
posted by まねきねこ at 06:04| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米国の電気自動車業界は戦国時代に突入


 ゼネラル・モーターズ(GM)は新型バッテリー「アルティウム」を搭載するEVプラットフォームと、バッテリーセル製造工場について数年前から明らかにしてきた。
 
 最初のアルティウム搭載車であるキャデラック「リリック」とGMC「ハマー」は現在極めて限定的な台数で生産している段階で、、オハイオ州ローズタウンのバッテリー工場の増産に伴い、GMは来年、EV生産を大幅に増やす見通しもある。
 

 GM子会社のクルーズはサンフランシスコで限定的に実施している自動運転タクシー(ロボタクシー)事業をアリゾナ州フェニックスとテキサス州オースティンに拡大した。

 アルファベット傘下のウェイモは今月、完全自動運転車を商業ベースで乗客に提供する最終認可をカリフォルニア州当局に申請した。
 フェニックスの中心街とスカイハーバー国際空港を結ぶロボタクシーの利用を一般に開放した。

 フォード・モーターとフォルクスワーゲン(VW)が出資していた自動運転技術を手掛けるアルゴAIは10月に事業が閉鎖され、テスラのロボタクシー事業もなお先行き不透明となったままだ。
 こうした中でもクルーズとウェイモは来年、存続可能な事業の構築に取り組むとしている。


 
posted by まねきねこ at 04:48| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

損保3社が1月1日よりロシア全海域で船舶戦争保険引き受け停止


 東京海上ホールディングス傘下の東京海上日動火災保険など国内損害保険大手3社は26日、来年1月1日からロシアの全海域で船舶保険で対象外としている
   戦争リスク
を引き受ける保険「船舶戦争保険」の提供を停止する方針を明らかにした。

 SOMPOホールディングスとMS&ADインシュアランスグループホールディングスを含めた3社のそれぞれの担当者によると
   海外の再保険会社
がロシア関連のリスクの引き受けを拒んだためと明らかにした。

 ロシアに加え、ウクライナとベラルーシの領海も対象となっている。
 なお、保険引き受け再開に向けて3社とも再保険会社に対する働き掛けを行っていくと続けた。

 ウクライナへの侵攻を受けて、ロシアからの原油輸入はゼロとなっている。
 ただ、石炭や液化天然ガスの輸入は続いている。

 国内電力・ガス会社はロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」からLNGを輸入しており、この保険の停止によりLNG供給が滞れば割高な代替燃料の調達を余儀なくされる可能性が高くなり、リスクを飲み込んで取引を行うかどうかだ。

  
ひとこと
 
 再保険が締結できなければ、リスクを船会社や一次保険会社が負う事になる。
 莫大なリスクを飲み込んで保険契約を結べるかどうかだ。

 ナホトカ号などの契約で再保険で莫大な支払いを強いられた日本の保険会社が倒産したことを意識すべきだろう。

     
posted by まねきねこ at 02:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする