サム・バンクマンフリード氏の暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXが破綻した影響が、「Defi(ディーファイ、分散型金融)」の世界にも及んだようだ。
豪シドニーのヘッジファンド
オーソゴナル・トレーディング
が約3600万ドル(約49億円)相当の仮想通貨債務でデフォルト(債務不履行)に陥った。
オーソゴナルは6日に「FTXの破綻と関連のトレーディング活動により深刻な影響を受け」、1000万ドル相当の債務を履行できなかったとツイッターで明らかにした。
なお、それ以上の詳細は示していない。
このため、DeFi融資プラットフォームの
メープル・ファイナンス
は同社との関係を断った。
豪シドニーのヘッジファンド
オーソゴナル・トレーディング
が約3600万ドル(約49億円)相当の仮想通貨債務でデフォルト(債務不履行)に陥った。
オーソゴナルは6日に「FTXの破綻と関連のトレーディング活動により深刻な影響を受け」、1000万ドル相当の債務を履行できなかったとツイッターで明らかにした。
なお、それ以上の詳細は示していない。
このため、DeFi融資プラットフォームの
メープル・ファイナンス
は同社との関係を断った。
また、メープルのプラットフォーム上で融資プールを運営する
M11クレジット
は5日、オーソゴナルから返済できないことを3日に伝えらえたと明らかにした。
M11クレジット
は5日、オーソゴナルから返済できないことを3日に伝えらえたと明らかにした。
メープルのデータによれば、オーソゴナルはステーブルコイン「USDC」で3100万ドル相当、「ラップドイーサ」と呼ばれるトークンで490万ドル相当を借り入れていた。
M11はオーソゴナルに対する「全てのアクティブなローン」についてデフォルトを通知したと発表した。
M11はオーソゴナルに対する「全てのアクティブなローン」についてデフォルトを通知したと発表した。
破綻したFTXは暗号資産の機関投資家に人気の取引プラットフォームで、幾つかのヘッジファンドは同社破綻後に資金が引き出せなくなっていた。
FTX転落の影響はこれまでのところDeFiには影響が及んでいなかった。
しかし、オーソゴナルのデフォルトはFTXとグループのトレーディング会社アラメダ・リサーチ破綻がいかに広く影響するかを示唆するもの。
FTX転落の影響はこれまでのところDeFiには影響が及んでいなかった。
しかし、オーソゴナルのデフォルトはFTXとグループのトレーディング会社アラメダ・リサーチ破綻がいかに広く影響するかを示唆するもの。
メープルはオーソゴナルがM11に対して
虚偽の財務状況
を報告していたことを理由に、同社との関係を断った。
なお、同社の虚偽報告についてはM11も主張している。
虚偽の財務状況
を報告していたことを理由に、同社との関係を断った。
なお、同社の虚偽報告についてはM11も主張している。
M11は発表文で、オーソゴナルが「エクスポージャーを開示せず、さらなる取引によって損失を回復しようとした結果、相当額の資本を失った」としている。
オーソゴナルはコメントの要請に応じなかったという。
オーソゴナルはコメントの要請に応じなかったという。