ウォール街の上位金融機関は、米連邦準備制度が来年にかけ利上げを継続するとの予測では一致している。
ただ、金利水準のピークと2023年末までに利下げに転じるかについては、意見が割れているようだ。
ただ、金利水準のピークと2023年末までに利下げに転じるかについては、意見が割れているようだ。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の仕事が厳しくなりつつある状況を反映し、連邦準備制度がなかなか収まらないインフレの抑制を続ける必要があるか、失業率上昇とリセッション(景気後退)のリスクの方がより大きな懸念になるか、主要エコノミストの見解は分かれている。
12月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の4.25−4.5%への50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げが決定された。
3月までに誘導目標が5%前後に達すると予想する点では、幅広いコンセンサスが存在するが見通しの一致はそこまでのこと。