米国セントルイス地区連銀のブラード総裁は27日、ロンドンで行われた経済会議で高まるインフレ圧力によって金融政策当局のインフレ目標政策に対する信頼性が脅かされていると述べ、「これは深刻な問題であり、適切な対処を確実に行う必要がある」と続けた。
また、「われわれは今年に入り政策金利を著しく引き上げており、追加利上げも示唆されている」と連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の最新予測に言及した。
ブラード氏は「政策金利は景気抑制的な領域に入ったと言える段階に達したばかりだ」と述べ、「インフレ問題を確実に抑え込むためにも、しばらくは金利を高水準で据え置く必要がある」との見解を示した。
また、「われわれは今年に入り政策金利を著しく引き上げており、追加利上げも示唆されている」と連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の最新予測に言及した。
ブラード氏は「政策金利は景気抑制的な領域に入ったと言える段階に達したばかりだ」と述べ、「インフレ問題を確実に抑え込むためにも、しばらくは金利を高水準で据え置く必要がある」との見解を示した。
FOMCは先週、3会合連続で主要政策金利を75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを3−3.25%とした。FOMC参加者のFF金利見通しを示す最新の予測分布図(ドット・プロット)によれば、当局者らは政策金利について今年末までに4.4%、23年中に4.6%に上昇すると見込んでいる。
FOMC金利予測によれば、当局者は年内11、12月の会合で追加で125bpの利上げが決定されると見込んでいる。金利先物市場の動向によれば、投資家は現在のところ、11月1ー2日に行われる会合での4会合連続となる75bpの利上げ決定を織り込んでいる。