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2022年09月14日

米CPIで8月は予想上回る伸び 大幅利上げの可能性が強まる?


 8月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇、再び、伸び加速を示した。
 エコノミスト予想値は0.1%低下だった。
 また、前年同月比では8.3%上昇し、市場予想は8.1%上昇だった。

 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.6%上昇した。
 なお、市場予想は0.3%上昇だった。


 米金融当局が今月20−21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続となる0.75ポイントの利上げを決めることは確実になった模様だ。

 ガソリン代の負担はいくらか軽減されたものの、インフレの加速は、生活費がなお高騰している状況を映し出している。

 物価圧力は依然として歴史的に高水準かつ広範で、米金融当局のインフレ目標達成は前途多難であることを示唆した。

 パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、インフレ抑制の「任務が完了するまで」金融当局が尻込みすることはないと言明している。
 
 複数の金融当局者は0.75ポイント利上げへの支持を表明していた。

 8月CPI統計発表後、米国債利回りが急上昇し、外国為替市場ではドルが上昇した。
 短期金融市場は来週のFOMC会合での0.75ポイント利上げを完全に織り込んだ。

 食品コストは前年同月比で11.4%上昇と、1979年以来の大きな伸び。電気代は同15.8%上昇し、1981年以来の高い伸び率となった。
 一方でガソリン価格は前月比で10.6%低下し、過去2年余りで最大の下げとなった。 

 サービス分野で最大の構成要素でCPI全体の約3分の1を占める住居費は上昇が継続している。
 前月比で0.7%、前年同月比で6.2%それぞれ上昇したが、どちらも1990年代初期以来の伸びとなっている。

 インフレの高止まりでバイデン大統領の支持率は下がっている。
 11月の中間選挙で議会の主導権を維持したい民主党にとって逆風となっている。

 インフレは引き続き実質賃金を圧迫。別の統計によれば、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比2.8%減と、昨年4月からのマイナスが続いた。ただ前月比では2カ月連続で増加した。

 


   
posted by まねきねこ at 09:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

予想を上回る伸びは、利上げを通じた米金融当局からの圧力が続くことを意味


 ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズの調査ディレクター
   マット・ペロン氏
は8月の米消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%上昇、再び、伸び加速を示したことについて「統計は株式市場にとって明白なマイナス要因だ。予想を上回る伸びは、利上げを通じた米金融当局からの圧力が続くことを意味する。当局が方向転換するとの市場の期待も押し返される。われわれが過去数カ月に注意を促した通り、まだ困難を脱していない。株式およびセクター配分で守りの姿勢を維持するのが妥当と考えられる。」とメディアの取材で述べた。


ひとこと

 米国の物価上昇の抑制が出来るかどうかだが、日本が円安を続ける背景は米国のインフレの犠牲を日本国民に強いるものでしかない。


    
posted by まねきねこ at 08:00| 愛知 ☁| Comment(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

次回のFOMC会合では「間違いなく0.75ポイントの利上げとなるだろう」と発言


 ウェルズ・ファーゴのチーフエコノミスト
   ジェイ・ブライソン氏
はブルームバーグテレビジョンで、次回のFOMC会合では「間違いなく0.75ポイントの利上げとなるだろう」と発言した。

 これまで「11月会合では0.5ポイントに戻すのではないかと考えていたが現時点では、11月も0.75ポイントが確実と言っていいだろう」と続けた。


posted by まねきねこ at 05:07| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

EUがエネルギー企業課税と電力の需要削減義務を提案

  
 欧州連合(EU)はエネルギー危機を乗り越えるための草案として、
   電力の使用削減に目標を設定
することを義務づけるほか、エネルギー企業の利益の一部が消費者に向かうよう課税措置を提案する、前例のない手段を導入する方針。

 この草案によれば、石油やガス、石炭、製油業界に2022会計年度の課税対象上乗せ利益に基づいた「例外的で一時的な」貢献を求めることを、欧州委員会は加盟27カ国に提案する。

 EUの行政執行機関である欧州委員会は今週、包括的な措置を提案する予定。
 
 ただ、この草案はまだ加盟各国の承認を得ていない。先週の会合では加盟国間の見解の相違が浮き彫りになった。

 フォンデアライエン欧州委員長による提案が交渉を経てどのくらい残るか定かではない。


 電力需要の削減については、2つの目標設定を提案する。
 全体での消費削減の目標を設け、特定のピーク時間における需要削減に目標を設定することを義務づける。

 この草案は13日に欧州委員会の委員らが承認すれば、フォンデアライエン委員長が14日に仏ストラスブールの欧州議会で予定している施政方針演説で詳細を公表するということになる。
 


   
posted by まねきねこ at 05:00| 愛知 | Comment(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする