ニューヨーク原油先物相場は大幅反落した。
イラク国営石油販売公社(SOMO)の幹部が首都バグダッドで起きた衝突に関して、同国の原油生産および輸出には影響していないとメディアとのインタビューで述べた。
もともとイラク産原油の市場の流動性は低く、相場変動の増幅につながった。
イラク国営石油販売公社(SOMO)の幹部が首都バグダッドで起きた衝突に関して、同国の原油生産および輸出には影響していないとメディアとのインタビューで述べた。
もともとイラク産原油の市場の流動性は低く、相場変動の増幅につながった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は
1バレル=91.64ドル
と前日比5.37ドル(5.5%)安で終了した。
ロンドンICEの北海ブレント10月限は5.78ドル安の99.31ドルだった。
1バレル=91.64ドル
と前日比5.37ドル(5.5%)安で終了した。
ロンドンICEの北海ブレント10月限は5.78ドル安の99.31ドルだった。
BOKファイナンシャルのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は相場反落について、「大規模な政治混乱が続く中でもイラクが石油積み出し港の操業を続けると伝わったためだ」と説明した。
ただ、需給のバランスは「いくらか引き締まった」と指摘し、今週の米週間在庫統計は最大60万バレルの原油在減少を示す見通しで、実際そうなれば在庫は3カ月ぶり低水準になると話した。
ただ、需給のバランスは「いくらか引き締まった」と指摘し、今週の米週間在庫統計は最大60万バレルの原油在減少を示す見通しで、実際そうなれば在庫は3カ月ぶり低水準になると話した。