米国民主党を支持する有権者のほぼ3分の2が、2024年大統領選でバイデン大統領以外の人物が候補者となることを望んでいることが世論調査で明らかになった。
インフレが高進し、バイデン氏の仕事ぶりに厳しい見方が広がる中、ホワイトハウスが政治的な逆風に直面している状況が浮き彫りとなったかたちだ。
インフレが高進し、バイデン氏の仕事ぶりに厳しい見方が広がる中、ホワイトハウスが政治的な逆風に直面している状況が浮き彫りとなったかたちだ。
回答者の64%は、次回の大統領選で別の候補者を希望しており、そのうち3分の1はバイデン氏の年齢を理由に挙げた。
なお、バイデン氏は現在79歳で、米史上最高齢の大統領となっている。
また、約32%がバイデン氏の仕事ぶりを理由に挙げた。
このほか、10人中1人が進歩的な姿勢が不十分と回答した。
この世論調査は米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が実施した。
なお、バイデン氏は現在79歳で、米史上最高齢の大統領となっている。
また、約32%がバイデン氏の仕事ぶりを理由に挙げた。
このほか、10人中1人が進歩的な姿勢が不十分と回答した。
この世論調査は米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が実施した。
バイデン大統領への支持は低下し続けており、現在はバイデン氏の仕事ぶりを前向きに評価している米国民は全体の3分の1程度だ。
また、米国が正しい軌道を進んでいると考えている人はわずか13%でしかない。
支持率で苦戦している背景には、経済に対する国民の不安が主に関係しているように見受けられる。
世論調査での回答者の4分の3は、経済について「極めて重要」と指摘した。
また、米国が正しい軌道を進んでいると考えている人はわずか13%でしかない。
支持率で苦戦している背景には、経済に対する国民の不安が主に関係しているように見受けられる。
世論調査での回答者の4分の3は、経済について「極めて重要」と指摘した。
ただ、米国民から年齢や仕事ぶりへの懸念をよそに、バイデン氏は民主党内で優勢を維持しているが、これは他に候補者となりそうな人が有権者から支持されていないためだ。
左翼思考の強いハリス副大統領やカリフォルニア州のニューサム知事、進歩派で無所属のサンダース上院議員などが対立候補となる可能性がある。
ネガティブな思考もあり、英調査会社ユーガブが最近実施した複数の世論調査では一貫してバイデン氏がリードしている。
左翼思考の強いハリス副大統領やカリフォルニア州のニューサム知事、進歩派で無所属のサンダース上院議員などが対立候補となる可能性がある。
ネガティブな思考もあり、英調査会社ユーガブが最近実施した複数の世論調査では一貫してバイデン氏がリードしている。