ロイター通信は3日、ウクライナ東部セベロドネツク近郊で、同社の記者2人が車で移動中に銃撃を受けて負傷し、同行していた運転手が死亡したと報じた。
負傷したのは写真記者のアレクサンドル・エルモチェンコ氏と映像カメラマンのパベル・クリモフ氏で死亡した運転手は親露派勢力がロイターの取材同行用に手配したといい、同社が身元の確認を進めている。
3人は親露派勢力から提供された車に乗り、ウクライナ東部の都市ルビージュネから、約10キロ南のセベロドネツクに移動中
だった。
なお、負傷した2人はルビージュネの病院に移され、手当てを受けている。
エルモチェンコさんは銃弾の小さな破片で負傷し、クリモフさんは腕を骨折したという。
ロイターでは「運転手の家族に深い哀悼の意を表する」との声明を発表した。
ロシア軍はセベロドネツクで攻勢を強めており、ウクライナ軍との激しい戦闘が続いている中での出来事だ。
5月30日には、フランスのニュース専門テレビBMFの映像記者フレデリック・ルクレールイモフ氏がセベロドネツク近郊でトラックに乗り移動中、車内に貫通した砲弾の破片で死亡した。